米IBM、Ciscoら、ITセキュリティに対応する業界団体を立ち上げ

 米IBMは6月26日(カナダ時間)、米Cisco Systems、米Intel、米Juniper Networks、米Microsoftとともに、インターネットセキュリティの業界団体「Industry Consortium for Advancement of Security on the Internet(ICASI)」を設立したと発表した。複数の製品に影響する脅威など、複雑になるセキュリティ対策に取り組んでいくという。

各自のニーズに則した復旧用ブータブルCDのカスタム作成法

 長年安定して動作してきたLinuxマシンであっても、いつの日にかブートローダ終了後のディスクチェック時にハードドライブにおけるパーティションテーブルの損傷が検出され、システムへのアクセス不可能な事態に陥るかもしれない。そうした場合に対応可能なレスキューディスクは事前に用意しておくべきだが、各自のニーズに則した最善のものを入手する方法の1つは、ユーザ自らが自分でカスタマイズ作成してしまうことである。

米Symantec、初のエンドポイントセキュリティ・スイートを発表

 米Symantecは6月23日(米国時間)、ノートPCなどエンドポイント端末のセキュリティ製品「Symantec Endpoint Management Suite 1.0」を発表、提供を開始した。システム設定、管理、セキュリティ・リカバリの3つの要素をスイートとして提供することで、包括的なエンドポイントセキュリティ対策を講じられるという。

Eicielを使った抜け目のないACL管理

 各ファイルの読み/書き/実行のパーミッションをユーザ、グループ、その他(UGO:User、Group、Others)に分けて設定する従来のファイルパーミッションモデルには、ユーザ別またはグループ別のパーミッション定義には使えないという欠点がある。そこで、登場するのがアクセス制御リスト(ACL:Access Control List)だ。ファイルマネージャNautilusと統合されたグラフィカルツール Eiciel を使えば、こうしたACLを簡単に管理できる。

HDE、“うっかり送信ミス”を防ぐメールゲートウェイソフト

 HDE(本社:東京都渋谷区)は、メール送信の際、サーバ側で一時保留して送信者に確認を促し、あて先間違いや敬称記載漏れなどの“うっかり送信ミス”を防ぐメールゲートウェイソフト「HDE Mail Cop」を2008年6月27日発売する。価格は250ユーザー52万5000円、500ユーザー94万5000円。年間サポートは製品価格の15%。

BackTrackを使ってセキュリティをテストする

 侵入テストの分野において、現在 BackTrack は最高峰のLinuxディストリビューションである。セキュリティのプロによって設計・開発され、全世界で利用されるBackTrackは、かつてライバル関係にあった2つのディストリビューションWHAXAuditor Security Collectionが融合して誕生した。最新のベータ版が6月10日にリリースされたので、ここに紹介しよう。

センドメール、暗号化や添付ファイル圧縮を自動実行するメールセキュリティソフト

 センドメール(本社:東京都港区)は2008年6月10日、メールセキュリティ統合プラットフォームの最新版「Mailstream Manager 3.0 日本語版」の販売を開始した。情報漏えい防止やメール監査機能を強化。設定したポリシーに従って、必要なメールの自動暗号化や、添付ファイルのパスワード付き圧縮などができる。

Webベースのマルウェアが年間407%増ーー米ScanSafe

 Webセキュリティベンダー米ScanSafeは6月5日(米国時間)、Web上の脅威に関する報告書「STAT Security Brief」を発表した。この1年間、正規サイトに対するマルウェアによる攻撃は407%増で増加したという。現在、マルウェアの68%が正規サイトでホスティングされるなど、Web経由での攻撃が急速に広まっていることがわかった。