NECとIIM、WebSAMとPowerBrokerの連携ツールを開発

 NECとアイ・アイ・エム(IIM、本社:東京都文京区)は2008年6月10日、NECの統合運用管理ソフト「WebSAM」と、IIMのセキュリティ監視ツール「PowerBroker」の連携ツールを開発したと発表した。LinuxおよびUNIXシステムのセキュアな運用ができるという。6月13日からNECのWebサイトで無償提供する。

 WebSAMは中小規模システムから大規模システムまで対応する統合運用管理ソフト。PowerBrokerは、UNIX、Linuxのセキュリティ監視・権限管理ツールで、業務内容に応じて必要な人に必要な権限のみを付与することが可能。ログ管理、アクセス制御、キー操作ログのリプレイなどの機能を備える。

 両者を連携させることで、サーバの不正アクセスをWebSAMで監視。PowerBrokerが収集する操作ログをWebSAMから監視して、不正アクセスを瞬時に検出する。管理者は「何が起こったか」の通知を受けて、迅速な対応が可能になる。また「PowerBroker監視テンプレート」を用意し、簡単に監視を開始できるという。

 両社は協業強化に合わせて共同プロモーションを展開。今後3年間で300システムの協業効果を見込んでいる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NEC
http://www.nec.co.jp/

IIM
http://www.iim.co.jp/

ダウンロードサイト
http://www.nec.co.jp/middle/WebSAM/partner/solution/powerbroker.html#4