Eee PC高機能モデル、8.9型ワイド液晶と12GBのSSDに8.3時間駆動で5万9800円
●液晶ディスプレイが一回り大きく、キレイに
1月に発売した初代Eee PCに比べ、液晶ディスプレイを7型から8.9型ワイドに拡大。解像度も800×480ドットから1024×600ドットに高め、より詳細な画面表示ができるようになった。このほか、液晶ディスプレイの上部についているWebカメラの解像度も30万画素から130万画素に高め、よりクリアな映像が撮影できる。
本体サイズは幅225×奥行き175.5×高さ22.7mm、重さは約1.1kg。前モデルとほぼ同じ大きさで、女性のコンパクトなハンドバッグにもすっぽり納まるサイズをキープした。
●3倍増した記憶容量に加え、Webストレージも20GB分無料で利用可能
Eee PCシリーズは記憶媒体として、HDDの変わりにSSDを搭載しているのが特徴。そのため衝撃や振動に強く、また、データの読み込み速度が速い。しかし、初代Eee PCは4GBしか積んでおらず、データの保存という意味ではやや手狭だった。
新モデルではSSD容量を12GBと、前モデルの3倍に大きくしたほか、Web上で使える20GBの保存エリアを無料で提供、データ類をWeb経由で読み書きできるようにした。インターネットに接続できる環境であれば、いつでも利用できる。すぐに使うデータはSSD上に持ちながら、溜め込んでおきたいデータはWebストレージ上に、というように使い分けるが可能だ。また、メモリ容量も512MBから1GBへ増量した。
通信機能として有線LAN機能に加え、IEEE802.11b/g、IEEE802.11n(Draft 2.0)に準拠する無線LAN機能のほか、新たにBluetooth 2.0+EDRを搭載。このほか、バッテリーの持続時間を3.2時間から8.3時間へと大幅に拡大。外出先でも長時間使えるようになった。
●発売日は大盛況! ノートPCランキングの1、2位を独占
前モデルの「Eee PC 4G-X」は、発売から3日で完売するほどの人気を呼んだ。新型Eee PC「Eee PC 901-X」はどうだったのだろう。発売日の7月12日の「BCNランキング」では、ノートPC市場全体で、ファインエボニーモデルが1位を、パールホワイトモデルが2位を獲得。カラーバリエーションを合算したシェアが26.8%で、この日売れたノートPCの4台に1台は新型「Eee PC」だったことになる。さらに、液晶サイズ10型以下のモバイルノートPCに限ると、新型Eee PCが80.6%という驚異的なシェアだったことが分かった。
なおASUSでは、1万円ほど安い初代「Eee PC 4G-X」も新モデルと並行して販売する。価格をとるかスペックをとるか……。ユーザーにとっては選択肢が広がった。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで119品目を対象としています。
ASUSTeK Computer=http://www.asus.co.jp/
提供:BCN