AMD幹部が明言、「Barcelonaでサーバ向けプロセッサ市場のシェアを奪還する」――「リリースと同時に出荷し、できるだけ早く市場に投入したい」

 米国AMDにとって、同社初のサーバ向けクアッドコア・プロセッサ「Opteron」(開発コード名:Barcelona)は、失敗が許されない製品だ。サーバ向けプロセッサ市場で、ライバルの米国Intelに大きくシェアを奪われている同社は今年4月、2007年第1四半期決算で6億1,100万ドルの赤字を計上している。はたしてBarcelonaの投入で、この窮地を脱することができるのか――。AMDでコマーシャルビジネス担当副社長を務めるケビン・ノックス氏に聞いた、Barcelonaリリースにかける意気込みとは。

ユーザビリティの第一人者が語るWebデザインのベスト・プラクティス――「まずはユーザー評価の実践を!」

 ユーザビリティの専門家であるスティーブ・クルーグ氏が、このほどIDG News Serviceのインタビューに応じ、Webページをデザインするうえでのベスト・プラクティスと陥りやすい失敗について語ってくれた。同氏は、コンサルタント会社アドバンスド・コモンセンスの経営者で、『ウェブユーザビリティの法則――ストレスを感じさせない作法とは』(原書名:Don’t Make Me Think ! A Common Sense Approach to Web Usability)の著者でもある。

HPの仮想化担当者が語る「仮想管理の重要性」――普及期に入ってクローズアップされる仮想管理の課題

 米国ネバダ州ラスベガスで開催された年次コンファレンス「HP Technology Forum & Expo 2007」(6月18日~21日)の「1番人気」は何と言っても「仮想化」であり、会期中は実に87にも上る仮想化関連のワークショップが開かれた。HPの仮想化担当者は顧客との応対に大わらわだったが、なかでも多忙を極めていたのが、仮想化プログラム担当ディレクターを務めるニック・バンダー・ズウィープ氏であった。多忙の中でインタビューに応じてくれた同氏は、仮想化の有望性とそれを管理するうえでの注意点について、熱く語った。

Altair幹部、主力HPCソフトに採用した新ライセンスのねらいを語る――「Pay-for-Useライセンスで、CPU利用効率向上とコスト削減を支援する」

 官公庁や製造業向けのハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)市場で大きなシェアを誇るAltair Engineeringは5月30日、主力製品の1つである「PBS Professional」のライセンス体系を刷新した。“Pay-for-Use(使った分だけ支払う)”を標榜する新ライセンス体系を導入する同社のねらいは何か。同社エンタープライズ・コンピューティング担当バイスプレジデントのマイケル・ハンフリー氏と、CTO兼マネージング・ディレクターのビル・ニッツバーグ氏に話を聞いた。

ビデオクリップ:世界を変える方法――Eben Moglenへの独占インタビュー(6)

 Eben Moglen教授は洗練された話し手、真の雄弁家だ。教授の話を聴くのは実に楽しく、まだ聴いたことのない方にはぜひ講演を聴いてみるようお勧めしたいほどだ。しかし、その素晴らしい話しぶりは講演だけではなかった。先だって教授に独占インタビューしてわかったのだが、1対1の対話もまた同様に素晴らしい。

ビデオクリップ:フリーソフトウェアおよびStallman氏との出会い――Eben Moglen氏の独占インタビュー(5)

 サンディエゴで開催されたRed Hat Summitで収録したEben Moglen教授へのインタビューシリーズも第5回目を迎え、紹介すべきビデオクリップも今回を含めて残すところ2つとなった。今回同教授が語るのは、Richard Stallman氏との出会いと法務顧問として活動するようになったきっかけである。

ビデオクリップ:MicrosoftはNovelとの協定から特許に関する条項を撤回すべき――Eben Moglen氏への独占インタビュー(2)

 5月上旬にサンディエゴで開かれたRed Hat SummitでEben Moglen教授にインタビューを行った際の映像の抜粋を1週間にわたってお届けするシリーズの今回は、MicrosoftがNovellとの提携の一環として特許攻勢を続けることがなぜ大きな災いになり得るかを彼が説明している部分をご覧いただこう。

インタビュー:XenSourceジェネラル・マネージャーが語る、XenEnterpriseの優位性

 米国XenSource、住商情報システム(SCS)、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の3社は4月24日、日本市場における、XenSourceの仮想化製品の提供に関して協業することを発表した。本稿では、この発表のために来日したXenSourceのアジア ジェネラル・マネージャー、Nima Homayoun(ニーマ・ホマユーン)氏へのインタビューで明かされた、XenSourceの戦略についてお伝えする。

必要としている人と必要とされている人をつなぐFree Geek Vancouver

 Free Geekは、オレゴン州ポートランドの非営利団体だ。コンピューター関連機器をリサイクルし、フリーソフトウェアを搭載したコンピューターを、それを必要とする団体や個人に配布している。創設は2000年2月。それ以来、北米の多くの都市に同種の団体が生まれた。つい最近カナダのバンクーバーに設立されたFree Geek Vancouverもその一つ。同団体を立ち上げコーディネーターを務めるDavid Repaに、設立の理由と課題を聞いた。

FOSSプロジェクトに時間ベースのリリースを勧めるMichlmayr氏

 前Debianプロジェクトリーダー(DPL)のMartin Michlmayr氏による、ケンブリッジ大学テクノロジ・マネージメント・センターでの博士論文が完成間近だ。論文の表題は「Quality Improvement in Volunteer, Free, and Open Source Project: Exploring the Impact of Release Management(ボランティア/フリー/オープンソースプロジェクトにおける品質向上:リリース管理が与える影響についての調査)」で、Debian、GNOME、Linuxカーネル、OpenOffice.org、Plone、X.orgといった 大規模なFOSS(フリー/オープンソース)プロジェクトの事例研究が基となっている。

IBMのLinux戦略の行方--Linux/オープンソース担当幹部に聞く──NovellとMicrosoftの提携は戦略に影響を与えない

 米国IBMでLinux/オープンソース担当バイスプレジデントを務めるスコット・ハンディ氏は、1983年にシステム・エンジニアとして米国IBMに入社した後、営業、マーケティング、戦略関連などさまざまな仕事を経験し、Windows NT、Sun Solaris、OS/2 Warp対応IBM製品など広範な製品にかかわってきた。現在の立場に就いた後は、IBMのオープンソース戦略の“顔”として活躍している。先ごろニューヨークで開催された「LinuxWorld Open Solutions」の会場で、同氏に、IBMのLinuxおよびオープンソース・イニシアチブ戦略について聞いた。

オープンソース環境への移行をいかに進めるべきか--「OpenSolutions Summit」で専門家がアドバイス

 Linuxなどオープンソース・ソフトウェアを導入するための良策を今なお探し続けている企業は少なくない。先ごろ米国のニューヨークで開催された「LinuxWorld OpenSolutions Summit」(2月14日〜15日)では、オープンソースの専門家らによって、オープンソース製品の選び方や選択方法、オープンソース・ソフトウェアを導入した実体験を交えたさまざまなレクチャーが行われた。

CodeWeaversのCEOへのインタビュー:CrossOver Linuxの舞台裏

CodeWeaversからリリースされているCrossOver Linux 6は、Windows用のメジャーなアプリケーションおよびゲームをLinux上で動作させるためのプログラムである。今回のインタビューではCodeWeaversのCEOを務めるJeremy White氏に対し、フリーで利用可能なWineプロジェクトに対する同社の貢献形態および、ゲーム分野への新規参入に至った経緯を質問してみた。

UML開発者Jeff Dike氏、仮想化技術の今後を語る

現在オーストラリアのシドニーで Linux.conf.auが開催中だ。 このLinux.conf.auの素晴らしい点の一つは、 オープンソースコミュニティのそうそうたる面々が一堂に会するということだ。 そしてその例にもれずUser-Mode Linuxの作者でありメンテナーであるJeff Dike氏も、 UML とKVM(Kernel-based Virtual Machine)についての講演を行なうため 今週Linux.conf.auに参加していた。 私は月曜の講演の合間の休憩時間にDike氏と同席し、 UMLの近い将来についてや他の仮想化技術について 彼の考えを聞くことができた。