SF.jp 今月のプロジェクト[0805]:BrailleConverter

 OSDNが運営するオープンソース・プロジェクト支援サイトのSourceForge.JPでは、同サイトを開発拠点とするオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けている。今回は、日本語と英語に対応する点字コンバータ「BrailleConverter」を開発するtmatsugaki氏にお話を伺った。

自由なソフトウェア開発活動の支援を通じて世界に貢献するBradley Kuhn氏

 Software Freedom Law Centerの創立メンバの1人であるBradley Kuhn氏は、フリーソフトウェアという理念の古くからの擁護者であり、FLOSSコミュニティにおいて最大の発言力を有す人物とも目されている。そして先日Linux.comは、以前にFree Software Foundationの取締役を務めていた同氏から最近の活動状況について話を伺うことができた。

Shuttleworth氏、Ubuntu 8.04リリースのカウントダウンを開始

 Ubuntuファンにとって次の記念日は4月24日である。この日、Ubuntu 8.04 LTS (Long Term Support) がリリースされる。開発元の英CanonicalのCEO、Mark Shuttleworth氏はUbuntuの次期バージョンが予定どおりリリースされ、エンタープライズ、デスクトップ、インターネットの各ユーザーに少なからぬものを提供すると確約した。

SF.jp 今月のプロジェクト[0804]:mod_chxj

 OSDNが運営するオープンソース・プロジェクト支援サイトのSourceForge.JPでは、同サイトを開発拠点とするオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けている。今回は、 iモード用コンテンツを主要3キャリア対応コンテンツに自動変換するApacheモジュール「mod_chxj」を開発するkonn氏にお話を伺った。

デジタルメディアの自由を促進するOpen Media Nowが設立

 フリーのFlashプレイヤを開発していることで知られるGnashプロジェクトが、さらに大規模な取り組みにおいて中心的な役割を果たそうとしている。その取り組み、すなわち OMNF(Open Media Now Foundation) は、同グループのホームページによれば「オープンなメディアインフラストラクチャ」の開発推進を目的としている。OMNFは米国において501(c)(6)該当の非営利組織として登録された新しい組織で、現在、より多くの企業メンバーの獲得を検討しているが、個人からの寄付も受け付けている。

SF.jp 今月のプロジェクト[0803]:blanco Framework

 OSDNが運営するオープンソース・プロジェクト支援サイトのSourceForge.JPでは、同サイトを開発拠点とするオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けている。今回は、Excelブックの設計書からソースコードを自動生成する「blanco Framework」を開発している“いがぴょん”こと、伊賀敏樹氏にお話を伺った。

もっと参加しやすいコミュニティーに Fedoraの新議長が語る

 「コミュニティーにとって障壁となるものを取り除きたい」。新任のFedora議長Paul W. Frieldsはこのように抱負を述べた。数週間前に就任したばかりで職場環境や職員の理解に努めている最中だが、このビジョンはすでに発言の端々に折り込まれ、在任中に実現したいFedoraプロジェクトの目標について述べたあらゆる発言の基礎になっている。

Linuxデスクトップをセキュアにするための方法をセレブに聞いてみた

 人々がWindowsからLinuxに移行する主な理由の一つに、インターネット上のマルウェアに対してよりセキュアだと期待できるからということがある。Windowsデスクトップを安全に保つためには別途セキュリティ対策を強化する必要があるということは誰でも知っているところだが、同じことをLinuxで実現するためには何をする必要があるのだろうか? この問いに対する答えを見つけるために、有名なLinuxカーネルハッカーとセキュリティの専門家に各々の意見を聞いてみた。

ビデオ・インタビュー:SunのJames Gosling、MySQLのMonty Widenius、 David Axmark、Brian AkerにSunによるMySQL買収について聞く

 1月16日朝、Sun MicrosystemsがMySQL ABの買収を発表した。買収額は10億ドル、うち推定8億ドルが現金という、オープンソースの世界では巨大な取引だ。ニュースを聞いた私は、2分後には買収が発表された「非公開」MySQL株主総会の取材を申し入れていた。そして、車に飛び乗ってオーランドへ。2時間後には、Sunのバイスプレジデント(Javaの生みの親)James GoslingとMySQL ABの創立者の1人David Axmarkと共に昼食の席に座っていた。昼食後は、MySQLのCTO(オリジナルのMySQLの生みの親)Michael "Monty" Wideniusとチーフ・データベース・アーキテクトのBrian Akerを捕まえ、この買収の効果と両社にとっての意味を尋ねた。

Linden Labの進める“Second Life”オープンソース化への道

 本年度初頭Linden Labからは、その運営するオンラインバーチャルコミュニティSecond Life用のビュワーがGPL 2.0ライセンスの適用下でリリースされたが、「派生著作物にはGPLライセンスを適用しなければならない」という負担から開発者を解放するため、特定のオープンソースライセンスについての“FLOSS例外規定”と呼ばれる条項が付加されている。こうした例外規定をLindenが付加したのは、Second Lifeビュワーのコードをベースにした新規アプリケーション開発を奨励するためだとのことである。「弊社Linden Labによる単独開発に固執しない方が、Second Lifeのもつ可能性を伸ばせるはずだと気づいたためです」と、Lindenのオープンソース開発の責任者を務めるRob Lanphier氏は語る。「私たちが必要としたのは、より大きく成長させるために、全世界の開発者の協力を募る方法を確立することでした」

フリーのNvidiaドライバをハッキングするNouveauプロジェクト

 今のところ、Nvidia製グラフィックカードを所有するGNU/Linuxユーザには2つの選択肢がある。同社のプロプライエタリなドライバを使用してフリーソフトウェアの原則を破るか、フリーのnvドライバを使用して3Dアクセラレーションをあきらめるかだ。Nouveauプロジェクトは、完全に機能するフリーのNvidiaドライバを独自に作成することで、このジレンマを打開しようとしている。Nouveauプロジェクトの経緯と現在の開発状況について、同プロジェクトで現在活動している2人の開発者Stephane Marchesin氏とBen Skeggs氏に話を伺った。

今年のクリスマスプレゼントにフリーのATIドライバは期待できるのか?

 フリーソフトウェアの品揃えに対する不満の1つに、3Dアクセラレーションへの対応といった完成度の高いビデオドライバの不在が挙げられる。実際Free Software Foundationも、こうした問題への対処こそが高優先度のプロジェクトと宣言している。今のところ一部のディストリビューションおよびかなりの数のユーザで利用されているのは、ビデオカードの製造元からフリーなダウンロードが許可されているプロプライエタリ形態のドライバというのが現状だ。

SymantecのCEO、セキュリティ技術/市場の未来を示す――「いま、セキュリティのパラダイム・シフトが起きている」

 米国Symantecは2004年末、ストレージ・ソフトウェア・ベンダー大手の米国Veritas Softwareを135億ドルで買収した。当時、IT業界における最大規模の買収劇として話題を呼んだこの取り引きの陣頭指揮を執ったのは、同社の会長兼CEO、ジョン・トンプソン氏であった。 Computerworldオンライン米国版では、このほど同氏にインタビューを行い、ベリタス買収の最終的な評価とセキュリティ技術/市場の今後の方向性について聞いた。

GNOME 10周年、de Icaza氏とWaugh氏インタビュー

 GNOMEプロジェクトが始まったのはつい昨日のことのように感じるが、実はMiguel de Icaza氏がプロジェクトを開始してからもう10年になる。de Icaza氏は最近は主にMonoに取り組んでいるものの、GNOMEコミュニティは進歩を続けている。今回GNOMEの歴史を振り返り今後を見通すため、de Icaza氏と長年のGNOME貢献者でありGNOME Foundationの理事を務めるJeff Waugh氏に話を聞いた。

米国Citrix幹部に聞く――“XenSource買収”の意義と展望――「買収の目的は、仮想化によるインフラの俊敏性向上にあり」

 先ごろ、米国Citrix Systemsによる米国XenSourceの買収計画が発表された。それを機に、Network World Online米国版では、同社のCSO(最高戦略責任者)、ウェス・ワッソン氏への単独インタビューを行い、XenSource買収の目的と展望を聞いた。以下、その内容を報告する。

Microsoftの幹部が語る「IT革新とOSの未来」――「OSにはまだまだ改善の余地がある」

 インターネットをはじめ、マイクロプロセッサやモバイル・デバイス、ストレージなどの技術革新が急速に進み、ITの世界は今、さまざまな領域で大きな変化を遂げようとしている。PCを中心にITの基盤を支え続けてきたWindowsもその例外ではない。米国Microsoftでリサーチ担当最高責任者を務めるリック・ラシッド氏に、ソフトウェアやOSの進化、今後のIT変革の方向性について話を聞いた。

Fedoraの統計情報に見るLinuxユーザ像

 Fedoraプロジェクトが先日、Fedora 7を使用しているシステムの数などを含む詳細な統計の内容を明らかにした。Fedora 7は5月末のリリース以来、30万人を越えるユーザを獲得しているという。この数字はかなり良いものに思われるものの、Fedora Core 6の時にはリリース後おおむね同じ期間で40万人を引き付けることに成功していた。この数字が何を物語っているのか、Fedoraプロジェクトのリーダーを務めるMax Spevack氏に聞いてみた。

Google幹部、R&Dセンターの国際展開構想を語る――「Googleは、R&Dもグローバルに考える」

 米国Googleは先ごろ、シンガポールに新たなR&Dセンターを設置する計画を発表した。これを機に、同社の国際エンジニアリング・オペレーション担当ディレクター、カンナン・パシュパシー氏がIDG News Serviceのインタビューに応じ、R&Dへの投資を拡大し続けるGoogleのねらいと課題について語った。ちなみに、パシュパシー氏は米国外のR&Dセンターの設立・運営に関する責任者であり、3年足らずの間に20ほどのR&Dセンターを新たに建設したほか、それらのセンター間を結ぶネットワークの監視にも携わっている。以下、パシュパシー氏へのインタビューの内容をまとめた。