SF.jp 今月のプロジェクト[0803]:blanco Framework
OSDNが運営するオープンソース・プロジェクト支援サイトのSourceForge.JPでは、同サイトを開発拠点とするオープンソース・プロジェクトを毎月1つピックアップし、その開発者にインタビューする「今月のプロジェクト」というコーナーを設けている。今回は、Excelブックの設計書からソースコードを自動生成する「blanco Framework」を開発している“いがぴょん”こと、伊賀敏樹氏にお話を伺った。
――プロジェクトを始めた動機は?
伊賀:このプロジェクトより前に、2001年から JSourceCodeWizard という XMLを入力としたJavaソースコード自動生成を実現するオープンソースに取り組んでいました。
- JSourceCodeWizard
JSourceCodeWizardでは O/Rマッピング、O/Xマッピング、CSVファイル入出力などを実現しました。JSourceCodeWizard は一定の効果を出すことがわかったのですが、一方で多くの課題も見つかり、行き詰っていました。
行き詰っていた丁度その頃、世間では O/Rマッピング関連のソースコード自動生成系オープンソースが幾つか話題に挙がるようになっていたので、Java系を中心に興味を持って調べてみました。ところが、いずれも私が抱えていた課題を克服するものはありません。そこで、O/Rマッピングにおける様々な課題を克服できるような「R/Oマッピング」という仕様を新たに考えて私のWeb日記で公表しました。
- 2004/01/21 日記: ソースコード生成タイプのR-Oマッピングを開発しませんか?
これが blanco Framework の出発点となります。