オープンソースVoIPコンファレンス「AstriCon」が開催

 オープンソースのIP-PBX/メッセージング・ソフトウェア・パッケージ「Asterisk」に関する年次コンファレンス「AstriCon」の第3回目が10月24〜27日に米国ダラスのウェスティン・パーク・セントラル・ホテルで開催された。IP電話メーカーのポリコムや、Asteriskのサポート/サービス事業を展開するディジウムなど約35社が出展し、ユーザーや専門家など約700人の来場者を集めた。

「New New Internet」カンファレンスは本当に新しいのか

これは決して作り話ではないのだが、確かに「New New Internet」という名のカンファレンスが9月にワシントンDCの近くで開催された。私自身もこの会議に(交通費は主催者側の負担で)参加してきたのだから間違いはない。律儀にも私は多数の基調講演を聞き、参加者の大半を占めているように見えた、Web 2.0絡みの起業家やその志望者、そしてベンチャーキャピタリストたちとの交流を持った。講演の一部はビデオにも収めてあるので、カンファレンスの様子の片鱗を伺い知ることができるだろう。しかし結局、私には「今回の内容で本当に目新しいものがどれほどあったのだろうか」という疑問が残った。このカンファレンスで「Web 2.0とはいったい何か」という問いかけとその答えを何度も耳にしたが、それでも漫画家のBill Amend氏が9月22日付けのコマ割り漫画Foxtrotに記していたWeb 2.0の定義が私にとってはすべてのメディアを通して最高のものに思えてならない。

「インターネットサービスのビジネスでの活用」- ヤフー、井上氏が情報化月間記念講演で講演

「リアルでもバーチャルでも大勢の人が集まる場所にはビジネスチャンスが生まれる。」
10月2日、東京・全日空ホテルで「情報化月間記念講演」が開催され、ヤフー株式会社 代表取締役社長の井上 雅博氏がインターネットのビジネスにおける活用事例について講演した。

通信・放送の連携とデジタルコンテンツ創造──「デジタルコンテンツにおける取組み」

「コンテンツの消費だけではなく、生産にも参加できることに気づいて欲しい。」
9月16日、広島・広島市まちづくり市民交流プラザで、通信・放送の連携とデジタルコンテンツ創造について市民向けに講演・ディスカッションを行う「CSI ネットワークマスター 虎の穴 市民公開講座」が開催され、特定非営利活動法人CANVAS 副理事長の石戸 奈々子氏がデジタルコンテンツ創造における子供教育の現場について講演した。

通信・放送の連携とデジタルコンテンツ創造──「メディアの融合が切り拓く創造社会」

「これからの社会は創造社会である。」
9月16日、広島・広島市まちづくり市民交流プラザで、通信・放送の連携とデジタルコンテンツ創造について市民向けに講演・ディスカッションを行う「CSI ネットワークマスター 虎の穴 市民公開講座」が開催され、慶應義塾大学 DMC機構 助教授の金 正勲氏が通信・放送の連携の経済的側面について講演した。

プラネックス、単体ダウンロードができる「BitTorrent」搭載ルーターを発売

 プラネックスコミュニケーションズ(本社:東京都渋谷区)は、ファイル共有プロトコル「BitTorrent」を搭載して単体でダウンロードができるルータ2機種を発売した。米BitTorrentのライセンスを受けた製品の第一弾。8月17日から「Amazon.co.jp」内のブランドショップで販売している。

ISS設立者が明かす今後の展望──「IBM傘下になっても企業のセキュリティ保護に貢献していく」

 米インターネット・セキュリティ・システムズ(ISS)は先々週、IBMに13億ドルで身売りすることに合意した。この買収手続きは年末までに完了する見通しだ。本稿では、ISSの設立者で最高セキュリティ・アドバイザーを務めるクリス・クラウス氏に、ISSの今後の展開などについて話を聞いた。

携帯電話システムの現状を反面教師とした、ネットワーク中立性の検証

現状のインターネットサービスプロバイダには、選択的に特定サイトへの接続を禁止するような行為は許されていない。より具体的に言うならば、Googleに流れるトラフィックであろうが、Yahoo!やMSNへ向かうトラフィックであろうが、すべては平等に扱う必要があるという訳だ。こうした平等の原則は「ネットワーク中立性」と呼ばれている。ところが現在、複数の大手通信業者が、インターネット誕生以来守られてきたこうしたネットワーク中立性を闇に葬るべく、議会に対してロビー活動を行っているのだ。そうした行為のもたらすであろう危険性は、少し考えただけでも自明である。