インテルが新しい開発ツール「インテル Parallel Studio」を発表した。Parallel StudioはマルチコアCPUで高いパフォーマンスを発揮するソフトウェアを開発するためのツールで、並列化機能および強力な最適化機能を備えたコンパイラや並列化関連ライブラリ、デバッガ、プロファイラから構成されている。本記事では、このParallel Studioの機能や特徴を紹介する。
ソフトウェア高速化の鍵は「並列化」:いま注目される並列化技術を知る
従来は高級サーバーでしか採用されていなかったマルチCPU/マルチコアが、一般的なPCにも普及しつつある。このようなマルチCPU/マルチコア環境において、高速に動作するアプリケーションを開発するために注目されているのが「並列化」技術である。本記事では、この並列計算の基本的な考え方やそのメリット、利用できるライブラリなどについて紹介する。
Moblin.org、ネットブック向けLinuxの「Moblin 2.0」ベータ1を公開
Moblin.orgは5月19日、ネットブックなどモバイル向けのLinuxディストリビューション「Moblin 2.0」のベータ1を公開した。ユーザーインターフェイスを大きく強化し、ソーシャルネットワークを統合、一般ユーザーへのアピールを図る。
インテルが支援するモバイル向けLinux「Moblin」を試す
ネットブックなどと呼ばれる、低価格で省電力の簡易的なノートパソコンが売り上げを伸ばしている。そのOSとしては、Winsows XPが主流だ。ただし、今後さらなるシェアを獲得するために、より使い勝手のよい、フリーのOSを求める声は少なくない。そんな中注目を集めているのが、Linuxベースのモバイル向け軽量OS「Moblin」(モブリン)だ。Moblinはブートローダーからウィンドウマネージャ起動まで最速5秒というfast boot機能や、「Connection Manager」によるネットワークの統合管理といった機能などでも話題を集めている。
IntelとNokia、Linux向けのモバイルテレフォニーアプリケーション開発プロジェクト「ofono.org」を立ち上げ
米IntelとフィンランドNokiaは5月11日、オープンソースのテレフォニープロジェクト「ofono.org」を立ち上げた。Linuxをベースに、モバイルテレフォニースタックの開発を目指す。ofono.orgのWebサイトで、ソースコードと詳細なアーキテクチャ情報を公開している。
米IntelとNovell、共同でネットブック向け「Moblin」を促進へ
米Intelと米Novellは5月7日(米国時間)、Linuxベースのモバイルプラットフォーム「Moblin」を共同で推進することで提携したことを発表した。ネットブックなどのモバイル端末を設計、製造するOEMやODMによるMoblinの受け入れを促進する。
Nehalem-EPコア搭載Xeon 5500番台の概要と対応サーバ一覧
インテルは2009年4月6日、Nehalemコアを搭載する「インテル Xeon プロセッサー 5500番台」(以下、Xeon 5500番台)を正式発表した。これを受け、各社から同シリーズを搭載するサーバが登場している。ここでは、Xeon 5500番台の概要をお伝えし、搭載サーバのライアンアップをまとめておく。
2009-04-09更新:日本HP製サーバの情報を追加
Intel主導のモバイルLinux「Moblin」がLinux Foundationのプロジェクトに
Linuxを推進する非営利団体The Linux Foundationは4月2日(米国時間)、モバイル端末向けのLinuxプラットフォーム開発プロジェクト「Moblin Project」を米Intelより移管してホスティングすることを発表した。コミュニティ拡大を図り、急成長中のネットブックなどでの採用を増やす狙い。
独BMW、米Intelら9社、オープンソース車載情報システムでアライアンス
独BMW Groupなど自動車メーカー、米Intel、米Wind Riverら9社は3月2日(米国時間)、オープンソースの車載インフォテインメント(IVI:In-Vehicle Infotainment)を開発する非営利団体「GENIVI Alliance」立ち上げを発表した。今年夏にも最初の技術成果を発表するという。
米Citrix、クライアント側ハイパーバイザー開発へ
米Citrix Systemsは1月21日(米国時間)、次世代のデスクトップ仮想化ビジョン/ロードマップ「Project Independence」(開発コード名)を発表した。自社デスクトップ仮想化「XenDesktop」を発展させるもので、米Intelとの協業によりクライアントハイパーバイザーを開発する。
エクセルソフト、インテル最新Fortranコンパイラに数値演算ライブラリ同こん版を発売
エクセルソフト(本社:東京都港区)は、インテルの最新Fortranコンパイラに、数値計算・統計解析の包括的なライブラリ「IMSL Fortranライブラリー 6.0」を同こんしたセット製品「インテル Visual Fortranコンパイラー 11.0 Windows版 プロフェッショナル・エディション IMSL 同梱日本語版」を2009年1月15日発売した。価格は22万8480円。
最適化・並列化コードを生み出す最新コンパイラ「インテル コンパイラー」
最近のコンパイラには、出力するバイナリコードをより高速に実行できるようにする「最適化」機能が搭載されている。CPUやPCアーキテクチャがより複雑化している近年、コンパイラによる最適化はより注目を浴びるようになっている。
インテル謹製の数値演算ライブラリ「MKL」を使ってプログラムを高速化
各種スケジューリング処理やシミュレーション、統計処理、デジタル制御や信号処理などの分野では、多次元行列演算や高速フーリエ変換(FFT)、線形計画法など、さまざまな数学的処理が必要とされる。これらの処理に対するアルゴリズムはほぼ完成されており、フリー/商用を問わず、すでに多数の計算ライブラリがリリースされている。その1つが、インテルが提供する「インテル マス・カーネル・ライブラリ」(Intel Math Karnel Library、以下MKL)だ。
マルチメディア処理から信号処理まで幅広く活用できる高速ライブラリ「IPP」
インテル C++ コンパイラーに付属するライブラリの1つに「インテル インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ」(Integrated Performance Premitive、以下IPP)がある。IPPは動画や音声、画像などの処理に向けた関数を備えたライブラリなのだが、実際のところIPPがどのようなものなのか分からない方も多いだろう。そこで本記事では、IPPには何が含まれており、またどのような用途に使えるのか、紹介していこう。
米Intel、台湾にMoblin開発センター開設
米Intelは12月23日、台湾経済部および財団法人資訊工業策進会(III)と共に、台北に技術センター「Moblin Enabling Center(MEC)」を開設したことを発表した。地元企業とともに、モバイルLinux「Moblin」の取り組みを進めていく狙いだ。
エクセルソフト、最新CPU「Core i7」に対応したクラスタ向け開発ツール
エクセルソフト(本社:東京都港区)は、HPCクラスタシステム向けアプリケーション開発キット「インテル クラスター・ツールキット3.2」の国内販売を2008年11月14日開始した。インテルの最新プロセッサ「Core i7」に対応した。Windows版とLinux版があり、標準価格は各13万6920円。
エクセルソフト、「Intel Core i7」に対応したインテルコンパイラー新版を国内販売
エクセルソフト(本社:東京都港区)は2008年11月12日、マルチコア・プロセッサとクラスタシステム向けのコンパイラ製品の最新版「インテル C++/Fortran コンパイラー 11.0 プロフェッショナル・エディション」の国内販売を開始した。次世代プロセッサ「Intel Core i7」に対応。Windows、Linux、Mac OS Xの各版がある。
「openSUSE 11.1」ベータ2がリリース
openSUSEプロジェクトは10月3日(米国時間)、無償のLinuxディストリビューションの最新版「openSUSE 11.1」のベータ2を公開した。e1000eドライバのバグに最大限の対応を施したほか、「VirtualBox」などのソフトウェアを最新版にアップグレードした。
エクセルソフト、インテルCPU用のアプリ性能解析ツール最新版を国内販売
エクセルソフト(本社:東京都港区)は2008年10月3日、インテルCPU上で動作するアプリケーションの性能を解析するツールの最新版「インテル VTune パフォーマンス・アナライザー 9.1」の国内販売を開始した。Windows版とLinux版の2種類を用意。Linux版はEclipse上で動作する。価格は10万9725円。