日立情報、中堅・中小企業向けASP型セキュリティサービス

 日立情報システムズ(日立情報、原巖執行役社長)は2月28日、中堅・中小企業向けに各種セキュリティサービスをASPで提供する「SHIELDeXpress(シールドエクスプレス)セキュリティオンデマンド」を提供すると発表した。その第1弾として、英メッセージラボとの協業により、ASP型のメールセキュリティサービスを同日に発売した。

日立、「指静脈認証管理システム」と日本CAの「CA SiteMinder」を連携

 日立製作所(日立、古川一夫社長)と日本CA(根塚眞太郎社長)は2月18日、共同で開発した「セキュアシングルサインオンシステム」を発売すると発表した。企業内の情報システムを利用する際に必要なパスワード入力を指静脈認証に代替するもので、3月3日に出荷する。今後3年間で関連システム含め、売上50億円の売り上げをめざす。

日立、東大学情報基盤センターからLinuxベースのスパコン受注

 日立製作所は2008年1月8日、東京大学情報基盤センターから、Linuxプラットフォームを採用したスーパーコンピューター・システムを受注したと発表した。952ノードのクアッドコアOpteron搭載サーバで構成し、理論上の最大ピーク性能は140TFLOPSと国内最高(2007年11月現在)になるという。6月に稼働予定。

日立ソフト、1台のPCで機密情報向けと一般用環境を同時利用できるセキュリティソフト

 日立ソフトウェアエンジニアリングは2007年12月25日、1台のPCで、機密情報を扱う環境と一般用途の環境を同時に利用可能にするセキュリティソフト「Data Trans Guardian」(データトランスガーディアン)を発売した。セキュアOS「SELinux」と仮想化技術を活用する。価格は1ライセンス3万6750円。

日立情報システムズ、中堅向けERPの販売形態を多様化、業種別やSaaS対応も

 日立情報システムズ(原巖社長)は、主力の中堅企業向けERP「TENSUITE(テンスイート)」の販売形態の多様化を進める。個別業種向けの品揃えを増やし、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaSへ対応させるための準備にも着手する。個別受注生産の業種向けのパッケージ化はすでに始めているが、今後は食品卸や医療機器卸などに対応した業種パッケージの開発を検討。また来年度から、SaaS化の概要設計に入る見通しだ。