日立システム、オラクルデータベース対応の企業内コンテンツ管理システム

 日立システムアンドサービス(日立システム、中村博行執行役社長)は7月25日、「Oracle Database 10g」に対応した企業内コンテンツ管理システム「ラビニティ ECM (Enterprise Contents Management)03-10」を発売した。

 「ラビニティ ECM」は、企業の業務文書を全社的に管理できるシステムを構築するソフト。「審査・承認」「電子署名・タイムスタンプ」「文書公開」「監査証跡ログ」「ログイン認証」「アクセス権管理」などの機能を搭載し、業務文書の登録や管理を自席のウェブ画面から簡単に行うことができる。

 今回発売する「ラビニティ ECM 03-10」では、文書を保管するデータベースとして「Oracle Database 10g」に対応。これにより、ユーザーのデータベース選択の幅が広がり、すでにオラクルデータベースを導入しているユーザーも、容易に文書管理システムを構築できるようになった。アクセス権限の設定やデータベース情報の暗号化など、オラクルデータベースのセキュリティ機能オプションを活用できる。

 このほか、業務内容に応じて文書ファイルごとに任意の属性を追加できる機能をサポート。多言語化を実現するUNICODE(UTF-8)にも対応し、日本語や英語以外の言語で書かれた文書も、日本語版OS上で日本語や英語と同様に管理することができる。

 なお、「ラビニティ ECM」の導入には、Webアプリケーション基盤「Oracle Application Server 10g」、「uCosminexus Application Server」、グリッド基盤「Oracle Database 10g」、スケーラブルデータベース「HiRDB」などが必要。対応OSはクライアントがWindows XP/2000、アプリケーションサーバーとデータベースサーバーはWindows 2000とWindows Server 2003。

 価格は「ラビニティ ECM」一式が490万6650円から、参照・更新ライセンスは10ユーザー18万9000円、100ユーザー168万円。構築サービスは個別見積もり。日立システムでは、「ラビニティ ECM」の製品およびシステムインテグレーションなど全体で、今後3年間で20億円の売上を見込む。

日立システムアンドサービス=http://www.hitachi-system.co.jp/
「ラビニティ ECM」=http://www.hitachi-system.co.jp/libinity-ecm/

提供:BCN