日立ソフト、サーバ統合向け「仮想化SIソリューション」を提供
日立ソフト(本社:東京都品川区)は2007年10月25日、サーバ統合やデスクトップ環境を集約する「仮想化SIソリューション」の提供を開始した。これまで個別案件で対応していた仮想化によるサーバ統合を、調査から計画、構築、運用まで体系化した。販売目標は1年間10億円。
サーバ統合SI案件の実績や、今年1月に開始した「Secure Online 統制IT基盤提供サービス」でのノウハウを生かして、企業のサーバの統合をトータルでサポートする。Secure Online 統制IT基盤提供サービスは、仮想マシンやOSなどの開発IT基盤を、必要なだけ購入して利用できるオンデマンド型のサービス。
具体的には、「アセスメント」「コンサルテーション」「インテグレーション」「サポート」の4つのメニューで構成。「アセスメント」では、顧客環境を調査して統合後のサーバサイジングやシステムリソース使用状況を分析。「コンサルテーション」では仮想化プロジェクトの実施計画策定やプロジェクト管理を支援する。
「インテグレーション」には、複数のサーバを仮想環境で最適な台数に集約する「サーバ統合ソリューション」と、シンクライアントを導入して、データを全て仮想サーバ上で管理する「デスクトップ環境統合ソリューション」がある。「サポート」では構築後の運用を支援する。
サービス開始に合わせて、10月29日~12月31日に期間限定でサーバ統合アセスメントサービスを無償提供する。統合対象のサーバの稼動情報を収集して、統合後に必要となるサーバ台数を算出する。調査対象はWindows/Red Hat Enterprise Linuxサーバのみで、最大20台まで。【鴨沢 浅葱/Infostand】
日立ソフト
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