富士通、サーバ統合を主眼としたブレード・サーバ/仮想化ミドルウェアの新製品を発表――ハードウェア、ミドルウェア、サポート・サービスの三位一体をアピール

 富士通は5月14日、同社のブレード・サーバ「TRIOLE BladeServer」シリーズの新製品「PRIMERGY BX620 S4」を発表した。併せて、ブレード・サーバ用仮想化ソフトウェア「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2」の発表も行い、ブレード・サーバと仮想化の両技術を核とするサーバ統合に向けた同社の最新の取り組みを示した。

ノートPC進化のカギ――フラッシュ・メモリはHDDの座を奪えるか――最大のハードルはHDDとの価格差、逆転するのは2012年以降?

 フラッシュ・メモリはハードディスク・ドライブ(HDD)と比較して、衝撃に強い、起動時間が短い、低消費電力であるなどの利点を持つ。そのため将来的には、ノートPCのハードディスク・ドライブに取って代わると言われている。

富士通、九大からLinuxクラスタによるスーパーコンピュータを受注

 富士通は2007年3月14日、九州大学情報基盤センター(所在地:福岡市)からLinuxクラスタで構成されるスーパーコンピュータシステムを受注したと発表した。総演算性能は31.5テラフロップス(TFLOPS)で、国内7カ所の全国共同利用情報基盤センターの中で最高性能になるという。6月に稼動する予定。

東証、新売買システム開発を富士通に委託 Linuxと「PRIMEQUEST」で構築

 東京証券取引所は、2009年後半稼働予定の新売買システムの開発を富士通に委託した。ハードウェアにItanium搭載の基幹業務向けIAサーバ「PRIMEQUEST」、OSにLinuxを採用する。東証の西室泰三社長が2006年12月19日の会見の席上、明らかにしたもので、「技術的な観点から総合的に判断」して決めたとしている。

富士通研究所、イーサネットを複数本束ねて高性能クラスタを構築する通信ソフトを開発

 富士通研究所(本社:川崎市)は2006年10月23日、汎用イーサネットを複数本束ねることで専用ネットワーク並みの通信速度を実現するPCクラスタ向け高速通信ソフトウェアライブラリを開発したと発表した。国立筑波大学計算科学研究センターとの共同開発で、7月に稼動開始した同大学のスーパーコンピュータ「PACS-CS」に採用されている。

富士通、垂直磁気記録方式採用のモバイルPC向け2.5型HDD、160GBと80GBで

 富士通は8月30日、垂直磁気記録方式を採用したモバイルPC向け2.5型HDD「MHW2 BH」シリーズを発売すると発表した。同方式を採用したHDDの製品化は同社初。ラインアップは、回転速度毎分5400回転モデルでは業界最大容量となる 160GBの「MHW2160BH」と80GBの「MHW2080BH」の2モデルで、10月末から全世界で出荷する。価格はともに個別見積もり。