富士通「PRIMEQUEST」、RHEL5対応で仮想化機能を強化
富士通は、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」の仮想化機能を強化したと発表した。「Red Hat Enterprise Linux 5」(RHEL5)対応に伴って、「Xen」べースの「仮想マシン機能」を提供。また、仮想環境でWindows Serverの運用性を向上させるツールをあわせて提供する。
新しい仮想マシン機能では、1ハードウェア・パーティションあたり最大60までのシステムを稼働させることが可能で、ゲストOSは、RHEL5、Red Hat Enterprise Linux AS 4、Microsoft Windows Server 2003に対応する。
PRIMEQUESTはこれまでも、ハードウェアによるサーバ仮想化機能として「物理パーティショニング(PPAR)」と「拡張パーティショニング(XPAR)」を提供してきた。
最上位モデルの「PRIMEQUEST 580」ではPPARで最大8パーティション、XPARで最大16パーティションまで分割可能なため、新機能によって最大で960システムを稼働させることが可能になる。また仮想マシン間のリソース配分は柔軟に変更できる。
対応機器はPRIMEQUEST 500シリーズ。管理OSはRHEL5。仮想マシン機能は運用・保守サービス「SupportDesk Standard」の契約で利用できる。【鴨沢 浅葱/Infostand】