富士通、中型メインフレームOSを並行稼動できる基幹IAサーバを開発

 富士通は2007年4月27日、1台のきょう体内で同社の中型メインフレーム用OS「OSIV/XSP」と、LinuxやWindows Serverを並行稼動できるIAサーバ製品を開発すると発表した。2008年上期中に出荷開始する予定。

 基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」の新ラインアップで、「OSIV/XSP」と、Itanium 2プロセッサ対応のLinuxまたはWindows Serverを同一のCPUアーキテクチャ上で稼働。メインフレームとIAサーバの両方のI/O装置を接続できる。

 これによって、ユーザーはメインフレームシステムとオープンシステムを並行運用しながら段階的に移行を進めることができる。オープン化完了後はメインフレームのアプリケーションを稼働させていたCPUやメモリを、そのままオープンシステム向けに転用可能で、投資の最適化が見込めるという。

 同社はメインフレーム「GS21」シリーズや、メインフレームとUNIXまたはPCサーバを同一きょう体に納めて連携させたマルチサーバ「PRIMEFORCE」を展開しており、これらの資産の長期保全を保証するとしている。なお、大型メインフレームOS「OSⅣ/MSP」対応のIAサーバについては未定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

富士通
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