富士通、九大からLinuxクラスタによるスーパーコンピュータを受注
富士通は2007年3月14日、九州大学情報基盤センター(所在地:福岡市)からLinuxクラスタで構成されるスーパーコンピュータシステムを受注したと発表した。総演算性能は31.5テラフロップス(TFLOPS)で、国内7カ所の全国共同利用情報基盤センターの中で最高性能になるという。6月に稼動する予定。
富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST 580」32台による大規模SMPクラスタと、PCサーバ「PRIMERGY RX200 S3」384台によるPCクラスタ、またファイル管理サーバとして「PRIMEQUEST 580」1台を加えて構成したハイブリッドシステム。ストレージはエンタープライズディスクアレイ「ETERNUS8000モデル2100」を採用した。
クラスタのOSはいずれもRed Hat Enterprise Linuxで、同社のHPCソフト「Parallelnavi」を組み合わせた。ジョブ実行からシミュレーション結果まで対応するシームレス可視化機能、Webインタフェースでの異機種混在システムの監視・管理機能などを備える。【鴨沢 浅葱/Infostand】
富士通
http://jp.fujitsu.com/
九州大学情報基盤センター
http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/