MS、アイデアからグローバルビジネスまで支援するInnovation Award 2007

 マイクロソフトは7月30日、研究・教育機関や起業家・ベンチャー企業のアイデアからグローバルビジネスへの展開を支援することを目的に、優秀な研究やソリューションに対して表彰を行う「Microsoft Innovation Award 2007」を実施すると発表した。

 マイクロソフトは06年11月に設立した「マイクロソフト イノベーション センター」を核とし、「マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム/インキュベーションプログラム」「マイクロソフト産学連携研究機構(IJARC)」などを通じて、国内IT産業の支援に取り組んでいる。

 「Microsoft Innovation Award 2007」では、これらのプログラムを中心に独創的なアイデアからビジネスを立ち上げたITベンチャーや先進的な技術開発や研究を進める国内の大学/研究機関、企業・団体を表彰し、研究・技術・マーケティング、グローバルビジネス展開を支援する。

 表彰部門は「コマーシャル部門」「アカデミック部門」「大学出展者部門」の3つ。審査基準は、「コマーシャル部門」が、最新のマイクロソフトテクノロジーを活用し、コマーシャルソフトとしての将来性が期待でき、グローバル展開を視野に入れたビジネスの可能性があるソリューションであること。「アカデミック部門」は、マイクロソフトテクノジーを活用し、イノベーションをもたらすソフトを作っていること。「大学出展者部門」は、各分野でビジネス化を展望できる優れた研究成果であること。

 審査方法は、「コマーシャル部門」が、「マイクロソフト イノベーション センター」の選考委員による優秀企業10社の最優秀賞ノミネート書類選考後、8月21日に開催するイベント「Tech Ed 2007 Yokohama」の参加者である技術者約3000人と、マイクロソフトの従業員約3000人が投票。これを参考にマイクロソフトの役員が最終選考を行い、最優秀企業1社を決める。

 「アカデミック部門」はIJARCの協議による優秀研究機関6研究室の最優秀賞ノミネート選考後、最優秀研究室1研究室を決定する。「大学出展者部門」は、9月13日に開催するイベント「イノベーション・ジャパン 2007-大学見本市-」の各部門の特別審査委員会が協議のうえ、マイクロソフト特別賞1研究室、優秀賞1研究室、部門賞5研究室を決める。各部門の最優秀賞の授与は「イノベーション・ジャパン 2007-大学見本市-」で行う。

マイクロソフト=http://www.microsoft.com/japan/
「Microsoft Innovation Award 2007」=http://www.microsoft.com/japan/mscorp/mic/award/mia07/
「マイクロソフト IT ベンチャー支援プログラム/インキュベーションプログラム」=http://www.microsoft.com/japan/citizenship/incubation/default.mspx
「マイクロソフト産学連携研究機構(IJARC)」=http://www.microsoft.com/japan/mscorp/ijarc/default.mspx

提供:BCN