準備OK? EVコードサイニング証明書の現状とその実際

Microsoft社が表明したコードサイニング証明書におけるSHA-1のアルゴリズムの利用期限が迫り、またWindows 10において証明書の要件が変更されるなど、証明書に関連するセキュリティ強化に変化が起こっている。本稿では、改めて証明書を取り巻く環境を整理するとともに、必須となりつつあるEVコードサイニング証明書を実際にグローバルサインから取得しながら証明書の利用方法をまとめていこう。

ネットユーザーの9割以上がIDとパスワードを使い回し――NRI調査

 野村総合研究所(NRI)が2009年6月11日発表したネットユーザーのIDとパスワードについての意識調査によると、ユーザーの9割以上が、同じID・パスワードを複数のWebサイトで使い回しているという。同社は、増やしたくない気持ちがあるためで、サービス提供者には、OpenID仕様への対応などユーザーの負担を減らす工夫が求められるとしている。

日本HP、OSSとの連携を強化したWebシングルサインオン製品最新版

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2009年1月28日、Webシングルサインオン製品の最新版「HP IceWall SSO 8.0 R3」を発表した。イントラネットからBtoB/BtoCサイト、OpenIDによるサイト間連携まで幅広い環境で活用できるという。価格は100ユーザーで157万5000円から。2月上旬から出荷開始する。

pam_mountを使ったログイン時における暗号化ファイルシステムの自動マウント

 pam_mountは、ログイン時に自動的に暗号化ファイルシステムをアンロックしてくれる。ログインに使用するパスワードと同じパスワードで、暗号化ファイルシステムをアンロックするため、パスワードの入力は1回でよい。これを用いれば、ノートPCの共有が容易になる。ログイン時にそのユーザーのホームディレクトリのみをアンロックしてマウントしてくれるからだ。またpam_mountは、暗号化ファイルシステムだけでなく、任意のファイルシステムをマウントすることができるため、たとえば、使用したいが自分がログインしていないときにはマウントしたままにしておきたくないNFS共有などに適用することができる。

米Googleが「OpenID」への対応を進める、APIを限定公開

 米Googleは10月29日(米国時間)、共通のユーザー認証規格「OpenID」に対応するWebサイト向けにAPIを限定公開するなど、OpenIDのサポートを開始した。GoogleのサポートはOpenIDプロバイダーとしてであり、Googleアカウントを持つユーザーはOpenID対応WebサイトでGoogleアカウントを利用してログオンできるという。

パスワード管理ソフト4種類を試す

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 Webサイトへのログインで利用するパスワードは、サイトごとに使い分けるのが望ましい。それも、さまざまな種類の文字を組み合わせた長めのパスワードにする方が強力だ。だがそうなると、すべてのパスワードを暗記しておくのは難しい。そんなときに役立つのがパスワード管理ソフトだ。さまざまなWebサイトのパスワードを暗号化してコンピュータ上のファイルに保存し、必要に応じて取り出すことができる。この記事では、4種類のパスワード管理ソフトを紹介する。いずれも、簡単にパスワードを呼び出すことができ、パスワードファイル自体を安全に保護できるものばかりだ。