IPA、ITセキュリティセンターを暗号モジュール試験機関として承認
情報処理推進機構(IPA)は2010年3月12日、ITセキュリティセンター(ITSC、所在地:東京都千代田区)評価部を「暗号モジュール試験及び認証制度」(JCMVP)の暗号モジュール試験機関として承認したと発表した。
JCMVPは、暗号モジュールに暗号アルゴリズムが正しく実装されているかを確認し、暗号鍵・ID・パスワードなどの重要情報の安全性が確保されていることを第三者が認証する制度。申請者が提出した暗号モジュールを検証し、その結果が適性であると認められたものに対して認証書を発行する。
検証は、製品評価技術基盤機構(NITE)の認定を受けた試験機関が実施。これまで3機関が承認されており、ITSC評価部は4機関目となる。
ITSCは、2001年に電子情報技術産業協会(JEITA)ITセキュリティセンターとしてセキュリティ評価業務を開始。有限責任中間法人ITセキュリティセンターへの改組を経て2008年12月、公益法人制度改革に伴って一般社団法人ITセキュリティセンターへ移行した。