米Googleが「OpenID」への対応を進める、APIを限定公開
米Googleは10月29日(米国時間)、共通のユーザー認証規格「OpenID」に対応するWebサイト向けにAPIを限定公開するなど、OpenIDのサポートを開始した。GoogleのサポートはOpenIDプロバイダーとしてであり、Googleアカウントを持つユーザーはOpenID対応WebサイトでGoogleアカウントを利用してログオンできるという。
Googleが同日公開したAPIは、「OpenID 2.0」に対応しており、OpenID 1.Xとの互換性はない。同APIを利用するには、Google Federated Loginグループに登録が必要となる。
OpenIDではURLを利用してログオンするのに対し、GoogleのOpenID APIでは、事前登録したWebサイトがURLの変わりにGmailアドレスを要求する。流れとしては、ユーザーがOpenIDに対応したWebサイトにGmailアドレスを入力すると、いったんGoogleアカウントのページにリダイレクトされ、そのサイトにログオンする意思を確認した後に対応サイトにアクセスできる、というもの。
すでに、Zoho、PlaxoなどがGmailアカウントでログオンできるようになっている。
Googleは現在、OAuthとOpenIDプロトコルの統合に向けてオープンソースコミュニティと作業を進めているという。
米Google
http://www.google.com
OpenID Foundation
http://openid.net