AMD、新型Opteronプロセッサ「Rev F」を正式リリース

 米AMDは8月15日、人気の高いサーバ・プロセッサで、同社をIntelの強力なライバルに押し上げる原動力となったOpteronプロセッサの新バージョン「Rev F」(これまで次世代Opteronプロセッサと呼ばれていた)をリリースした。ヒューレット・パッカード(HP)、IBM、Sun Microsystemsなどのシステム・ベンダーが、同プロセッサを搭載したサーバ製品の販売を計画している。

Sun、Opteronプロセッサを搭載した新サーバ製品群を発表

 サン・マイクロシステムズは8月2日、AMDのOpteronプロセッサを搭載した新サーバ製品群を発売した。今回発表されたのは、ラックマウント型サーバの「Sun Fire X4600サーバ」および「Sun Fire X4500サーバ」、ブレード型サーバの「Sun Blade 8000モジューラ・システム」の3モデル。9月上旬から順次出荷開始する予定としている。

IBM、次世代Opteron搭載の新サーバを発表──初の「Cool Blue」対応モデル

 米IBMは8月1日、AMDの新型Opteronプロセッサを搭載した新型ブレード・サーバ2機種と新型ラックマウント型サーバ3機種を発表した。価格や出荷開始時期は、「Rev F」バージョンと呼ばれているAMDの次世代Opteron(正式名称は「Next-Generation Opteron」)が出荷される2006年第3四半期に明らかにする予定としている。

AMDとIntelのハードウェア仮想化技術で何が実現されるのか

 米AMDと米Intelが提供し始めたハードウェア仮想化技術は、ブレイクスルーとまではいかないが、ブレイクスルーの端緒であることは明らかだ。AMDの「SVM(Secure Virtual Machine)」と、Intelの「VT(Virtualization Technology)」は、CPU設計上の前提の著しい変化と、その結果としてのアーキテクチャの大幅な変更を意味している。

AMD、インテルに対抗する新たな製品ロードマップを明らかに

米国AMDは2007年半ばまでに、サーバ、ワークステーション、ハイエンド・デスクトップPC向けに4コア・プロセッサを出荷する計画だ。同社CTO (最高技術責任者)のフィル・ヘスター氏が、6月1日にカリフォルニア州サニーベールで開かれた年次の技術説明会「2006 Technology Analyst Day」で明らかにしたもの。