米AMD、さまざまなケースに対応するテストインフラ「Tapper」をオープンソースで公開

 米Advanced Micro Devices(AMD)がオープンソースのテストインフラ「AMD Tapper」を公開した。OSや仮想化も含めたさまざまなテストのためのオープンソースインフラで、QA部門における計画から実行、レポートまでを含めたテストライフサイクルの継続的な支援を目的とする。

AMD、サーバ向けクアッドコア「Barcelona」を正式発表――アナリストはリリース遅延の影響を懸念

 米国AMDは9月10日、回路線幅65ナノメートル(nm)のサーバ向けクアッドコアOpteronプロセッサ「Barcelona」(開発コード名)を正式発表する。同社は8月からBarcelonaを出荷しているが、10日の記者会見で同プロセッサを正式発表し、納入先と価格、ベンチマーク・テスト結果を公表する予定だ。

AMD幹部が明言、「Barcelonaでサーバ向けプロセッサ市場のシェアを奪還する」――「リリースと同時に出荷し、できるだけ早く市場に投入したい」

 米国AMDにとって、同社初のサーバ向けクアッドコア・プロセッサ「Opteron」(開発コード名:Barcelona)は、失敗が許されない製品だ。サーバ向けプロセッサ市場で、ライバルの米国Intelに大きくシェアを奪われている同社は今年4月、2007年第1四半期決算で6億1,100万ドルの赤字を計上している。はたしてBarcelonaの投入で、この窮地を脱することができるのか――。AMDでコマーシャルビジネス担当副社長を務めるケビン・ノックス氏に聞いた、Barcelonaリリースにかける意気込みとは。

東芝:AMDと取引再開 Intel独占を修正

 東芝は米国で5月29日(現地時間)、一部のノートパソコンで米AMDのプロセッサーを採用すると発表した。東芝は02年ごろからAMDとの取引を停止、米Intel一辺倒になっていたが、関係を再開する。AMDは「Intelが日本のメーカーに取引を中止させた」として、05年に公正取引委員会の排除勧告を実現させており、その努力が実った形になる。

AMD、デスクトップPC向けクアッドコア「Phenom」で巻き返し――チップ製品投入は今年下半期の予定

 米国AMDは5月14日、新設計のデスクトップPC向けクアッドコア対応プロセッサ「Phenom」を2007年下半期に市場投入することを明らかにした。同社は既存のAthlonプロセッサに代わる新世代プロセッサの提供時期を明らかにすることで、クアッドコア製品で先行するIntelに対する競争優位性をアピールしたい考えだ。