米AMD、さまざまなケースに対応するテストインフラ「Tapper」をオープンソースで公開

 米Advanced Micro Devices(AMD)がオープンソースのテストインフラ「AMD Tapper」を公開した。OSや仮想化も含めたさまざまなテストのためのオープンソースインフラで、QA部門における計画から実行、レポートまでを含めたテストライフサイクルの継続的な支援を目的とする。

 TapperはAMDがドイツに持つOperating System Research Centerが中心となって開発を進めており、ソースコードは二条項BSDライセンスの下で公開されている。コア部分はPerlおよびCPANで提供されている各種ライブラリで作成されており、Test Anything Protocol(TAP)サポート、データベース非依存、プログラミング言語にとらわれないテストなどを特徴とする。独立したモジュールを提供することで、さまざまなQA要求に対応するとしている。

 Tapperの特徴としてはテストの自動化やスケジューリング、管理用Webアプリケーション、autotest.kernel.orgとの連携、テストプランサポート、テスト実装支援などが挙げられている。利用ケースとしてはカーネルやXen/KVMなどの仮想化テスト、ホスト/ゲストの組み合わせを変えてのマトリックステスト、OSやコンパイラなどのディストリビューションテスト、ベンチマークなどが挙げられている。

 TapperのソースコードやマニュアルはGitHubのプロジェクトページから、ダウンロードできる。また、ドキュメントはCPANのTapper-Docページでも提供されている。

米Advanced Micro Devices(AMD)
http://www.amd.com/

Githubのプロジェクトページ
https://github.com/amd

CPANのTapper-Docページ
http://search.cpan.org/~amd/Tapper-Doc/