JavaバイトコードからJavaScriptにコンパイルするツール「CheerpJ 2.1」リリース
JavaからJavaScriptに変換するコンパイラ「CheerpJ」の開発チームは4月6日、最新安定版となる「CheerpJ 2.1」を公開した。
CheerpJは英Learning Technologiesが開発しオープンソースで公開している変換ツールで、JavaバイトコードをJavaScriptにコンパイルして実行できる。Javaのソースコードなしにバイナリから直接JavaScriptコードを生成でき、またJavaランタイム環境も提供する。
2月に公開したバージョン2ではランタイム環境でのWebAssemblyサポートを実現したが、本バージョンはそれに続くものとなり、最適化やJavaScriptとの相互運用性強化が図られた。
最適化はJava実行処理で導入され、JavaScriptコードへの変換効率を改善した。ネイティブのJavaリフレクションコールも最適化が図られ、標準のJavaコールと比較してオーバーヘッドが少なくなったという。また、JavaとJavaScript間での相互運用性も強化したほか、コンパイラの堅牢性も強化した。
CheerpJ 2.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。