米Microsoft、ソースコードエディタ「Visual Studio Code 1.37」をリリース

 米Microsoftは8月9日、オープンソースのソースコードエディタ最新版「Visual Studio Code July 2019(バージョン1.37)」を公開を発表した。

 Visual Studio CodeはMicrosoftが開発するソースコードエディタ。Gitによるソースコード管理サポートや自動補完機能「IntelliSense」、デバッグ支援機能などを搭載するほか、拡張性やカスタマイズ性なども特徴とする。

 プロジェクトは月1回のリリースサイクルを持ち、Visual Studio Code July 2019は7月に公開された同June 2019(バージョン1.36)に続く最新版。

 Workbenchでは設定エディタを強化し、新しい文字列を加えるための入力ボックスを表示するAdd Itemボタンが加わった。拡張機能の開発者は、contributes.configurationによりこの機能を有効にできる。設定ファイル(settings.json)から、サポートしていない設定についての警告を削除できるようになった。

 これまでは別途設定が必要だったNPM Scripts Explorerがデフォルトで表示されるようになった。package.jsonファイルがプロジェクトのルートディレクトリ内に存在する場合、File Explorer内に自動的にその情報が折りたたんだ形で表示される。

 外観では、プロダクトアイコンを一新し、スタイル、色、サイズに統一感を持たせた。ステータスバーとQuickピックで表示されるOcticonはこれまで通りとなる。ツリービューで新しいツリーウィジェットを採用した。ナビゲーションと性能を改善するという。

 言語面ではSCSSインポート、CSSプロパティ値の補完などが強化された。

 Editorでも多数の強化が加わった。Minimap検索結果の表示が改善されたほか、Findウィジェットのボタントグルも強化されている。Terminalでは、ターミナル内の検索、エラーレポートと診断などが改善されている。前バージョンで変更したタスクの自動検出を改善し、tsconfigパスに「\\」が含まれている場合に警告するようになった。

 このほか、多数の機能強化が加わっている。

Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/