リモート開発のための拡張をプレビュー導入した「Visual Studio Code 1.34」が公開

 米Microsoftのソースコードエディタ「Visual Studio Code」(VS Code)開発チームは5月16日、最新版となる「Visual Studio Code 1.34」(April 2019)公開を発表した。Remote Developmentとして、遠隔からSSH経由で作業ができる拡張などをVisual Studio Code Insiders向けにプレビュー導入した。

 Visual Studio CodeはMicrosoftが開発するソースコードエディタ。スマートな自動入力補完機能のIntelliSense、デバッグ機能の統合、Gitの統合、拡張性などを特徴とする。WindowsおよびmacOSLinux(32ビット、64ビット)に対応する。

 Visual Studio Codeは月例リリース形式をとっており、Visual Studio Code 1.34は4月に公開された1.33(March 2019)に続く最新版となる。

 5月はじめに発表したRemote Development拡張機能セットをプレビュー導入した。物理的に遠隔にあるマシンや仮想マシンでのコンテナの開発をシームレスに行うもので、SSH上で遠隔にあるマシンや仮想マシン、コンテナ、それに「Windows Subsystem for Linux(WSL)」の3種類を用意する。これを利用して、ローカルで動かしているかのように作業できるという。

 拡張ではこのほか、複数の拡張を開発する開発者向けに一度に複数の拡張をデバッグする機能が加わった。

 エディタそのものでは、CodeLensの安定性を強化した。ロケーションをキャッシュし、エディタ切り替え時に復旧するようになった。デバッグでは、debug.showSubSessionsInToolBar設定を導入、デバッグのサブセッションのツールバーでの表示を制御できるという。

 このほかにも多数の細かな強化が加わっている。

Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/