「Angular 7.2」リリース

 JavaScript向けアプリケーションフレームワーク「Angular」開発チームは1月7日、最新安定版となる「Angular 7.2.0」を公開した。バグの修正と細かな機能強化が中心となる。

 AngularはJavaScriptによるモバイル向けWebアプリケーションおよびネイティブアプリ、デスクトップアプリケーション、Webアプリケーションの開発に向けたアプリケーションフレームワーク。Googleが開発を主導している。Web Workers、サーバーサイドレンダリングによる高速性、依存性の注入などの機能や特徴をもつ。ライセンスはMIT License。

 Angular 7.2は2018年10月に公開したバージョン7系の最新安定版。ナビゲーション関連の操作に利用できる新たな型「Navigation」が導入された。また、ナビゲーションによってAngularルーターによって管理されているページに戻った場合にすべてのオブジェクトを復旧する機能も加わった。

 runGuardsAndResolversにpathParamsOrQueryParamsChangeモードが加わった。Guardおよびリゾルバはパス、パスパラメーター、クエリパラメーターの変更時に再度実行されるが、マトリックスパラメータの変更は無視する。UIのアップデートなどの際に利用できるという。

 TypeScript 3.2のサポートが加わった。Bazelでは、ng-newコマンド向けSchematicsが加わった。この他TypeScript 3.1系でtsickle依存性が機能しないバグなど不具合も修正され、後方互換性のない変更も加わっている。

 Angular 7.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Angular
https://angular.io/