JavaScriptフレームワーク「Angular 7」リリース

 JavaScript向けアプリケーションフレームワーク「Angular」開発チームは10月19日、最新安定版となる「Angular 7」を発表した。性能の強化を中心にさまざまな機能が加わっている。

 AngularはGoogleが開発するJavaScriptフレームワーク。コード再利用性の高さやスピード、性能、宣言的なテンプレートなどのツールを特徴とする。

 Angular 7は5月に公開されたバージョン6に続くメジャーリリースとなる。CLIでは、ユーザーが「ng new」、「ng add @angular/material」などのコマンドを動かしている場合にプロンプトで通知し、ビルトインの機能があることを知らせるCLI PromptsがSchematicsに加わった。Schematicsを利用するパッケージはx-promptキーを加えることでCLI Promptsを利用できる。

 性能改善への取り組みを継続し、よくあるミスを分析した。その結果、開発環境でのみ必要なreflect-metadataを運用環境でも加えていることがわかったという。そこで最新版ではJITモードでアプリケーションを構築時、polyfills.tsファイルより自動的にreflect-metadataを削除するようになった。

 また、CLIが備える容量制限機能のBundle Budgetsを利用するべく、新規アプリケーションで初期バンドルが2MB以上の場合に警告し、5MBでエラーをだすようになった。

 マテリアルデザインを強化した。CDK(Component Dev Kit)では、Material Designの強化を反映させてバーチャルスクロールやドラッグ&ドロップを利用できるようになった。

 Angular 7はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Angular
https://angular.io/