KDEデスクトップとの連携機能を提供するAndroidアプリ「KDE Connect 1.10」公開、Oreoサポートへ
KDEデスクトップと連動できるAndroidアプリ「KDE Connect」開発チームは11月4日、最新版となる「KDE Connect 1.10」を公開した。
KDE Connectはスマートフォンなどの端末とKDEデスクトップとの連携を行うためのアプリ。ファイルやリンクを共有できるほか、デスクトップからデバイス内のコンテンツをブラウズしたり、充電レベルをチェックできる。また、デバイス側ではKDEデスクトップからの通知を受け取ったり、リモコンとして使ってデスクトップ上での音楽再生を制御したり、事前に設定しておいたコマンドを実行するといったことができる。2016年8月に正式版が公開されている。
KDE Desktop 1.10では、2017年に公開されたAndroid 8(「Oreo」)をサポートした。Android 8ではSupport Libraryが新しくなることから、Android 4のサポートがなくなった。これによる影響は400人ぐらいと見積もっている。Android 8対応による変更としては、バックグラウンドで動くアプリに制限が加わったことで、通知を隠すことができるというメリットがある一方で、デフォルトでは通知を隠すことができないため長押ししてオフにする必要があるとしている。
このほかの変更点として、メディアコントローラーで再生停止が可能になった。また、マウスによる入力がスマートフォンの画素密度と関係なく同じ速度で利用できるになった。
また、通知フィルタ、SMS処理、設定なども強化した。
KDE ConnectはGoogle Playより入手できる。
KDE Connect
https://community.kde.org/KDEConnect#What_is_KDE_Connect.3F