「KDE Plasma 5.10」が公開
The KDE Communityは5月30日、最新のデスクトップ環境「Plasma 5.10」を公開した。フォルダビューがデフォルトになるなど、多数の機能強化が加わっている。
Plasma 5.10は、2014年に公開されたバージョン5系の最新版。2月に公開されたバージョン5.9に続くものとなる。シンプルだが必要な時にはパワフルな機能が利用できるという目標に基づき、機能が強化された。
Folder Viewがデフォルトのデスクトップになり、Spring Loadingによりファイルを簡単にドラッグ&ドロップ操作できるようになった。アイコンも改善し、画面を最大限に利用できるようにタイトになった。マウスアクションも強化され、ファイルとウィジェットを合わせた際にドロップメニューを表示したり、端をドラッグしてウィジェットサイズを変更することなどが可能になった。
アプリケーションをリストするTask Managerでは、グループ化、グループ化の解除などが可能になった。
新機能としては、ロック画面でのメディアコントロール、サスペンド時の音楽の一時停止、Software Centre Plasma Search(KRunner)によるアプリインストールの提案などが加わった。PagerとTask Managerの性能を強化し、ネットワーク認証時のパスワードダイアログも新しくなった。
タッチ画面のサポート強化、「Plymouth Boot Splash」System Settingsモジュールなども加わった。Waylandサポートのためのポーティングも進めた。Wayland移行はいずれ行うが、現時点では推奨しないとしている。
The KDE Community
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