「Qt 5.11.2」リリース

 Qt開発チームは9月20日、クロスプラットフォームのUI/アプリケーション開発フレームワーク最新版の「Qt 5.11.2」を公開した。バグの修正など約800の変更が加わっている。

 Qt 5.11.2は、5月に公開したQt 5.11の2回目のポイントリリース。Qt 5.10系とバイナリ互換があり、5.10向けにコンパイルしたアプリケーションは5.11系でも動く。

 バージョン5.11.2では250件以上というバグ修正を含め、合計で約800件の変更が加わった。

 QtCoreでは、setProperty()でプロパティの変更に関するバグを修正したQObjectを始め、各モジュールで細かな修正が加わった。ライブラリではこのほか、QtGui、QtWidgetsもバグの修正が加わっている。

 ツールでも、設定とビルドシステムで多数の強化が施された。

 これらに加え、SQLiteがバージョン3.24に、PCRE2はバージョン10.31にアップデートされている。

 Qt開発チームは現在、2018年11月末に正式版公開予定の次期版「Qt 5.12」の作業を進めている。9月18日にはアルファ版がリリースされている。

Qt Company
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