QtのPythonバインディング「Qt for Python」、初の公式リリース
The Qt Companyは6月13日、PythonアプリケーションでQt APIを利用するためのPythonバインディング最新版「Qt for Python 5.11」を公開した。
Qt for Python(PySide2)はQt公式のQtのPythonバインディング。QtはC++向けにAPIを提供しているが、Qt for Pythonを利用することでPythonコードからQtの機能が利用できるようになる。
バージョン5.11はテクニカルプレビューではあるが初の正式リリースとなり、QtはQt 5.11を、Pythonはバージョン2.7/3.4+をサポートする。Windows、macOS、Linuxで利用できる。
元々はQtを買収した(その後売却)Nokiaが開発した技術で、2016年にPySide2からQt for PythonとしてQt Companyのプロジェクトとして開発することが発表されていた。Qt for Pythonも土台はPySide2となっている。ドキュメンテーションやサンプルも公開している。
今後Qtのリリーススケジュールとバージョンに歩調を合わせてリリースするという。次期Qt for Python 5.12はテクニカルプレビューではないリリースにしたいとしている。
Qt for Python
https://www.qt.io/qt-for-python