オープンソースのテキストエディタ「Brackets 1.8」リリース
米Adobe Systemsのテキストエディタ「Brackets」開発チームは11月10日、最新版「Brackets 1.8」をリリースした。Node.jsのアップデートなどが強化点となる。
Bracketsはオープンソースのテキストエディタ。HTML、CSS、JavaScriptなどを利用するWebデザイナーやフロントエンド開発者向けと位置付けている。軽量ながらインラインエディタ、ライブプレビューなどの機能をサポートする。Adobeによると、月間ユーザーは約80万人に達しているという。
Brackets 1.8は、6月に公開されたBrackets 1.7に続く最新版となる。バックエンドで使用しているNode.jsがバージョン6.3.1にアップデートされ、最新のnpmモジュールを利用して拡張機能を開発できるようになっている。
また、コンテキストメニューを強化し、カット、コピー&ペーストができるようになったほか、ハンドルバーのテンプレートファイル内でコードの折りたたみが可能となった。また、html属性コードヒントでARIA属性がサポートされた。
このほか、gyp、strings.jsなどがアップデートされ、細かな機能強化や修正も加わった。使われていないモジュールも削除された。
開発チームによると、この9ヶ月はBracketsを「Dreamweaver」のコードエンジンとして採用する方向に向けて開発を進めてきたという。この作業は完了し、今後はBracketsコミュニティ向けの機能強化を進めていくとしている。
Brackets
http://brackets.io/