Web開発向けエディタ「Brackets 1.2」リリース、入力支援機能の強化などが行われる
米Adobe SystemsのBrackets開発チームは3月2日、Web開発向けテキストエディタ「Brackets」の最新版となる「Brackets 1.2」をリリースした。ドラッグ&ドロップでのテキスト並べ替えの初期サポートが加わり、CSS関連も強化されている。
Bracketsはオープンソースで開発されているテキストエディタで、ビジュアルツール、プリプロセッサのサポートなどWebデザインとの親和性の高さを特徴とする。軽量かつ高性能をうたっており、基本的な機能に加えてインライン、ライブプレビューといった機能も持つ。
Brackets 1.2は2014年12月に公開されたBrackets 1.1に続くもの。コードエディタでは、CSSでcolorプロパティを入力するとCSSカラー名コードを表示するようになった。SVGコードに対するヒント表示も加わり、SVGファイルの操作が容易になるという。また、Dart言語向けのシンタックスハイライトも加わった。これらに加えて、選択したテキストをドラッグ&ドロップで移動できる機能が初期実装された。まだ一部修正箇所が残っていることから、デフォルトでは有効ではない。
キーバインディングでは、PageUp、PageDown、Home、End、Insertなどなどよく利用されるキーに名称が付与された。キーバインディングにこれらの名前を利用できるという。検索機能も強化され、Find/Replace(検索/置換)のスクロールバーで現在選択中の検索結果がハイライト表示されるようになった。
また、Windows環境において高DPI表示に対応し、対応ディスプレイでは自動的にテキスト、アイコン、画像がより鮮明に表示されるという。
BracketsはプロジェクトのWebサイトより入手できる。ライセンスはMIT License。
Brackets
http://brackets.io/