米Typesafe、Webブラウザから利用できるアプリケーション開発ツール「Typesafe Activator 1.0」を公開

 Scala技術ベンダーの米Typesafeは9月23日(米国時間)、Scala言語やScala/Java向けのWebアプリケーションフレームワーク「Akka」などに向けたアプリケーション開発ツール「Typesafe Activator 1.0」を公開した。

 Typesafe Activatorは、JavaおよびScala開発者向けの開発支援ツール。Webブラウザ経由で操作するGUI、もしくはコマンドラインインターフェイスから利用でき、同社の提供する「Typesafe Reactive Platform」や「Play Framework」、Akkaなどの技術を利用するアプリケーションを開発できる。再利用性の高いテンプレート機能やチュートリアルなども備えており、イベント駆動型で高い拡張性、レスポンス性などの特徴を持つアプリケーションを構築できるという。ライセンスはApache License 2.0。

 Typesafe Activatorは今年春に開発者プレビューとして公開され、8月にはオープンソースソフトウェアとして公開されている。大きな新機能としては、Typesafe Platform上に構築したアプリケーションをモニタリングできるインタラクティブなダッシュボード「Typesafe Console」の統合が挙げられる。これにより、アプリケーションの動きをほぼリアルタイムで理解でき、性能調整やボトルネックを検出できるという。なお、Typesafeは同日、Typesafe Consoleの最新版となるバージョン1.3を公開している。

 運用環境で利用できるテンプレートは29種に拡充した。Hadoop上にWebアプリを構築する方法を表示する「Play Framework + HBase」や「Reactive Mongo + Knockout」などが新たに加わったという。

 Typesafe Activator 1.0はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。利用にはJDK 6以上が必要。

米Typesafe
http://typesafe.com/

Typesafe Activator
http://typesafe.com/activator