SubversionとGitでリポジトリ間を同期させるツール「SubGit 1.0」

 チェコTMate Softwareは9月24日、SubversionからGitへのマイグレーションを容易にするツール「SubGit 1.0」を公開した。SubversionリポジトリとGitリポジトリを双方向にレプリケーションする機能を持ち、既存のSubversion環境を変更なしにGitからアクセス可能にするという。

 SubGitはJavaで実装されたツールで、SubversionレポジトリをGitリポジトリにマイグレーションする機能を持つ。また、SubversionとGitを併用するための同期機能も備えている。Gitには同様の機能である「Git-Svn」が含まれているが、これと比べた優位点として、レポジトリのクローンが不要な点、Gitレポジトリに対してコミットでき両者間の変換は最小限で済む点、SubversionとGitの両方の機能をすべて利用できる点、さまざまなツールを利用できる点などが挙げられている。

 SubGitの利用にはJava 1.5以上が必要。LinuxおよびWindows、OS X環境でのテストがされているという。Debian GNU/LinuxやUbuntuで利用できるDeb形式パッケージも用意されている。商用のソフトウェアだが、オープンソースプロジェクトもしくは10リポジトリ/10コミッタまでの範囲であれば無料で利用できる。25リポジトリ/25コミッタまでのライセンスは1600ユーロ。有償サポート(2500ユーロ/年)も提供されている。SubGitはプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

SubGit
http://subgit.com/