Gitリポジトリ管理ツール「GitLab 4.0」リリース、ユーザー/グループ機能の強化が特徴

 12月23日、オープンソースのGitリポジトリ管理ツール「GitLab 4.0」がリリースされた。GitLabはGitHubに似たUIを持つWebベースのGitリポジトリ管理ツールで、リポジトリの操作機能だけでなくIssueトラッカーやコードブラウザ、Wiki、マージリクエストといった機能を備えている。

 GitLabはRuby on RailsおよびGit向けのアクセス管理ツール「Gitolite」をベースとするWebベースのGitリポジトリ管理ツール。GitLabを利用することで、Gitプロジェクトホスティングサイト「GitHub」が持つ機能とほぼ同等の機能を、自分が管理するサーバー上で利用できるようになるという。

 GitLab 4.0では、ユーザー/グループ管理機能の強化が特徴となる。各グループごとにディレクトリが割り当てられ、グループに所属しているすべてのプロジェクトがグループディレクトリ以下に配置されるようになった。グループの所有者はグループ内にプロジェクトを作成でき、またすべてのプロジェクトにアクセスできる。また、ユーザーには固有のユーザー名が割り当てられ、ユーザーが作成したプロジェクトはユーザー名以下のディレクトリに配置される。

 そのほか、PostgreSQLサポートの強化やコミット比較の改善、コミットに対するパッチやDiffのダウンロードUIの改良、UIの改良、継続的インテグレーションツール「GitLab CI」との連携強化なども行われている。いっぽう、gitolite 2サポートやSQliteサポートなどは削除されている。

 GitLabはGitLabのWebサイトからダウンロードできる。ライセンスはMIT License。

GitLab 
http://gitlab.org/