PHP向けWebアプリケーション開発フレームワーク「Symfony 2.1」リリース

 PHPフレームワークSymfonyの開発チームは9月6日、最新版「Symfony 2.1」をリリースした。依存性を管理するためのコンポーネント「Composer」が導入されたほか、多くの変更や新機能が加えられている。

 SymfonyはWeb開発向けのPHPフレームワーク。MVCアーキテクチャ、オブジェクト指向などを特徴とし、テストフレームワークやORマッパーを備える。PHP Webアプリケーションの作成とメンテナンスを容易に行えるとしている。プロジェクトは仏Sensio Labsの支援を受けている。ライセンスはMIT License。

 バージョン2.1は2011年7月にリリースされた2.0系のメジャーアップデートとなる。開発は非常に活発で、1100以上のプルリクエストをマージし、コミット数は3500件以上にもなるという。

 大きな変更点としては、プロジェクトの依存性管理を「Composer」コンポーネントで行うようになった点がある。これにより、プロジェクトの設置と依存性管理を簡素化できるという。HTMLフォームの作成とレンダリングのためのコンポーネントFormでは、bindRequest() メソッドが不要になるなどさまざまな強化が加わったという。そのほか、いくつかのモジュールについてはそのパス構成も変更されている。ユニットテスト項目も多数追加され、安定性も強化されているという。

 Symfonyはプロジェクトのページより入手できる。

Symfony
http://symfony.com/

SymfonyのGitリポジトリ
https://github.com/symfony/symfony