米Twitter、AndroidやiOS向けのA/Bテストフレームワーク「Clutch.io」をオープンソースで公開

 米Twitterは10月11日、モバイルアプリケーション向けフレームワーク「Clutch.io Framework」およびテストツール「Clutch.io A/B Testing」をオープンソースで公開した。iOSやAndroidアプリ向けのA/Bテスト環境を提供するもので、ライセンスはApache License 2.0。

 公開されたのは、8月にTwitterが関連する知的財産権を買収していたClutch.ioの技術。iOSおよびAndroid向けのA/Bテスト(デザインが異なる複数パターンのアプリケーションやサイトを作成してそれらの違いを検証するテスト)を行うためのライブラリ「Clutch.io Testing」と、iOS向けのネイティブアプリケーションおよびWebアプリケーションフレームワーク「Clutch.io Framework」から構成される。

 Clutch.ioはiOSおよびAndroid向けのライブラリやサーバーサイドコード、Clutch.ioを操作するためのクライアントといったコンポーネントに分割されており、サーバー側コンポーネントの実行にはPython 2.6以上、PostgreSQL、libevent 2.0.20などが必要となる。

 また、コード公開にあたり、TwitterはClutch.ioが提供するホスティングサービスが11月1日で終了することも伝えている。サービス終了後は公開されているコードを利用して運用できるよう、ドキュメンテーションを強化したという。

米Twitter
http://www.twitter.com/

Cluth.io
https://github.com/clutchio