PHP向けのWebアプリケーション開発フレームワーク「Symfony 2.2」登場
3月1日、PHPアプリケーション開発フレームワークの最新版「symfony 2.2.0」がリリースされた。コマンドラインの自動補完やルーティング機構の強化などが行われている。
SymfonyはPHP向けのWebアプリケーション開発フレームワーク。MVCアーキテクチャ、プラグイン構造、ORマッパー統合といった特徴を持ち、開発とメンテナンスの効率化を支援する。ライセンスはMIT License。
Symfonyでは6か月ごとに新バージョンをリリースするというリリースサイクルが導入されたが、Symfony 2.2.0はこのリリースサイクル導入後初となるリリースとなる。
新機能として、コマンドラインの自動補完機能や長時間実行されるタスクに対してその進捗を示すプログレスバーの追加といった機能が加わっている。HTTPスタックではリソース分断管理のためのサブフレームワークが導入され、エラーメッセージが明確になった。ルーティングでは新たにホスト名での条件分岐が可能となり、またURL生成オプションも強化された。Finderでは、in()メソッドでのglobsサポート、パスでのフィルタリングなども加わっている。Mac OS X、Linux、BSDなど一部プラットフォームでの性能改善も行われている。
Symfony 2.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。対応するPHPのバージョンはPHP 5.3.3以降。
Symfony
http://symfony.com/