PHPによるWebアプリケーションフレームワーク「Zikula 1.3.4」がリリースされる

 10月5日、PHPによるWebアプリケーションフレームワーク「Zikula」の最新版「Zikula 1.3.4」がリリースされた。ユーザーマネージメントや拡張管理システム、サイト内検索、テーマ・テンプレート、AJAXフレームワーク、多言語対応、キャッシュ制御、URL短縮、権限管理などさまざまな機能を搭載し、また機能を容易に拡張できるモジュール機構も備えているのが特徴。

 ZikulaはオープンソースのMVC(Model-View-Controller)型のWebアプリフレームワークで、ユーザー管理や権限管理、テーマとテンプレート、AJAXフレームワーク、キャッシュなどの機能を備える。モジュラー構造を持ち、プラグインやアドオンで機能を拡張できるのも特徴。管理者向けのオンライン管理パネルを用意し、ブログ、フォーラム、ギャラリーなどさまざまなコンテンツ管理形式でページを運用できる。ライセンスはGPL。

 Zikula 1.3.4は2月末に公開された1.3.2以来の安定版となり、PHP 5.4に対する互換性を強化している。また、対応するjQueryおよびjQuery UIライブラリもそれぞれ1.8.1と1.8.23にアップデートされた。モバイル端末向けのデフォルトテーマも加わっている。パスワード復元システム、Internet Explorerで発生する問題なども修正されたほか、モジュールも改善された。開発チームでは、これらの強化により、1.2系からのアップグレードを促進できるとしている。

 ZikulaはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Zikula Foundation
http://zikula.org/

ZikulaのGitリポジトリ
https://github.com/zikula/core/