米Google、「Chrome 21」を公開。プラグインなしでWebカメラやマイクにアクセスするAPIをサポート
米Googleは7月31日、Webブラウザ「Chrome 21」をリリースした。動画・オーディオ通信向けAPI「getUserMedia API」やゲームパッドAPI「Gamepad API」が搭載されたほか、「Google Cloud Print」統合の強化などが行われている。
Chrome 21では新機能として、PCのカメラやマイクにプラグインなしでアクセスできる「getUserMedia API」が搭載された。getUserMedia APIはJavaScriptから利用できるAPIで、Webアプリケーションからこれらにアクセスして音声や動画を取得できる。利用にはユーザーの許可が必要で、使用時にはアクセスを許可するかどうかを選択する画面が表示される。getUserMediaは現在W3CのWeb RTC(Real Time Communication)作業部会でドラフト規格の制定が進められており、同APIを利用するアプリケーションも「Webcam Toy」などいくつかが開発されている。
また、同じくJavaScriptからゲームパッドにアクセスできる「Gamepad API」もサポートされた。これにより、ゲームなどのWebアプリケーションをゲームパッドでプレイできるようになる。ドライバ不要のプリント機能「Google Cloud Print」統合も強化し、Mac OS XではRetinaディスプレイに対応した。
これら新機能に加え、15件のセキュリティ関連修正も行われている。
米Google
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Google Chrome
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