速度を改善、多数のバグが修正された「Chrome 24」リリース

 米Googleは1月10日(米国時間)、Webブラウザ「Google Chrome」の最新安定版「Chrome 24.0.1312.52」(Chrome 24)をリリースした。高速化やMathMLサポート、HTML5のdatalist要素サポート、新たなAPIの提供などが特徴となる。

 Google Chrome 24は2012年11月に公開したChrome 23以来の安定版となる。新機能としてはMathMLの正式サポートやHTML5で追加されたdatalist要素のサポート、CSS Custom Filtersのサポートなどが挙げられる。また、クライアントサイドで構造化データに高速アクセスするためのストレージAPI「IndexedDB」のサポートなど新たなAPIも提供されている。

 セキュリティ関連では、危険度が「High」となっているバグ14件を含む計24件のバグが修正された。これらのうち3件のバグについては脆弱性発見プログラムに基づき、3名の発見者に対し計6,000ドルの報奨金が支払われる。そのほか、動作速度の高速化も行われているという。

 WindowsおよびMac OS X、Linuxのほか、Internet Explorerのプラグインとして動作する「Chrome Frame」もリリースされており、それぞれ同社のWebサイトより入手できる。また、既存ユーザーには自動アップデートが行われる。

米Google
http://www.google.com/

Google Chromeのダウンロードページ
https://www.google.com/intl/en/chrome/browser/