Android向けPython環境「Python for Android」
クロスプラットフォーム対応のアプリケーション開発フレームワーク「Kivy」プロジェクトは1月8日、PythonアプリケーションをAndroidアプリケーションファイル(APK)にパッケージングするツール「Python for Android」を発表した。プロジェクトページからコードを入手できる。
Python for Androidは、Androidに向けたPythonアプリケーションの配信を容易にするツール。PythonライブラリやJavaブートストラップなどを含む配布用Python環境の作成やAPKの作成が行える。Android向けPython環境としては「Android Scripting」などのプロジェクトがあるが、Python for AndroidではネイティブPython、GUIライブラリ、APK生成、カスタムビルドなどを特徴とする。なお、利用には事前にAndroid SDK/NDKをインストールして設定しておく必要がある。
プロジェクトは現在、Kivyの下で開発されている。Kivyはマルチタッチなどを利用したアプリを迅速に開発できるオープンソースプロジェクト。将来的にはKivyに限定されないプロジェクトを目指すという。
プラットフォームは「Ubuntu 11.10」(Oneiric Ocelot)のみ検証済み。ライセンスはLGPLを採用する。
kivy
http://kivy.org/
Python for Androidのプロジェクトページ
https://github.com/kivy/python-for-android