天体アプリ「Google Sky Map」がオープンソースに

 Google Researchは1月21日、天体情報を表示するAndroidアプリ「Google Sky Map」をオープンソースソフトウェアとして公開したことを発表した。Google Codeのプロジェクトページでコードを入手できる。

 Sky Mapは、Googleの米ピッツバーグオフィス社員が中心となり、20%ルール(20%の時間を自分の興味のあることに割くGoogleのルール)を利用して開発したプロジェクト。「空の窓」として、端末を夜空にかざして星座などの天体情報を表示できるアプリ。初代Android端末のセンサー技術を使って何ができるのかを示すことを目的に開発した、と説明している。2009年5月にローンチ以来、2000万以上のダウンロードがあったという。

 Googleは前日の20日、Sky Mapを含む6プロジェクト(「Picnik」や「Urchin」、「Social Graph API」、「Google Message Continuity」、「Needlebase」)の打ち切りを発表しており、オープンソース化はこの方針変更を受けてのものとなる。今後はカーネギーメロン大学と協力し、同大学の学生らが開発を主導する。Google Codeでは「stardroid」というプロジェクト名となり、ライセンスはApache License 2.0。利用にはantとAndroid SDKが必要。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeのプロジェクトページ
http://code.google.com/p/stardroid/