iOSやAndroidにも対応するクロスプラットフォーム開発ツール「Titanium Studio 1.7」リリース

 米Appceleratorは6月14日(米国時間)、クロスプラットフォームのアプリ開発ツール「Titanium Studio」およびモバイル向け「Titanium Mobile 1.7」をリリースした。

 Titanium Studioは、Appceleratorが2011年1月に買収したAptanaが持っていたEclipseベースの技術をベースとする統合開発環境(IDE)。HTMLやJavaScript、Python、Ruby、PHPを使ってデスクトップ、Web、モバイル向けアプリケーションを開発できる。Windows、Linux、Macのほか、モバイルではiOS、Android、BlackBerryをサポートする。

 ソースコードエディタ、コード補完、Git統合、堅牢なデバッグ機能、プロジェクト管理などの機能が特徴で、iOS、Android、BlackBerryの各SDKのシームレスに統合し、各プラットフォームのアプリケーションストアに向けたパブリッシュもサポートする。Android開発では「Fastdev」技術により、アプリをシミュレータで動かしつつリアルタイムでコードに変更を加えられるという。iOS開発向けでは、iPhone/iPadのユニバーサルバイナリがサポートされた。

 Titaniumのコミュニティ版はApache Licenseの下で公開されている。モバイルデバッグのサポートなどが利用できるIndieおよびProfessionalは有料となる。

米Appcelerator
http://www.appcelerator.com/