SpringSource、Java向けRADツール「Spring Roo 1.2.0」をリリース

 米SpringSource(米VMware)は12月17日、Java開発ツールの最新版「Spring Roo 1.2.0」を公開した。ライセンスがGPLからApache License 2.0に変更されたほか、多数のパフォーマンス改善やユーザビリティの改良が加えられている。

 Spring RooはJava開発者向けのラピッドアプリケーション開発(RAD)ツール。Spring FrameworkやSpring MVC、Dojo、Apache Maven、Hibernateといったフレームワークに対応し、高速かつ容易にアプリケーションを作成できる。2009年12月に1.0.0を公開、今回リリースされた1.2.0は2010年10月に公開されたバージョン1.1.0以来のアップデートとなる。

 Spring Roo 2.0では、Mavenのマルチモジュールプロジェクトに対応、複数のサブプロジェクトで構成されるプロジェクト作成が可能となる。Java Server Faces用コンポーネントセットPrimeFacesのscaffoldをサポート、PrimeFaces 3.0ライブラリを利用できるようになった。

 データベースリバースエンジニアリング(DBRE)では、複数のデータベーススキーマに対応した。サービスレイヤのサポートとレポジトリレイヤの柔軟化により、Spring Data JPAやMongoDBを利用できるようになった。GWTサポートやシェルも改善された。

 Spring RooはプロジェクトのWebサイトより入手できる。本バージョンより、ライセンスがGPL v3からApache License 2.0に変更されている。

米SpringSource(米VMware)
http://www.springsource.org/

Spring Roo
http://www.springsource.org/spring-roo