米SpringSource、オープンソースシステム管理「Hyperic 4.5」をリリース
米SpringSource(米VMware傘下)は11月10日、オープンソースのシステム管理/監視ツール「Hyperic 4.5」をリリースした。EJBベースからSpringベースのWebアプリにすることで、テストが簡素化され生産性が改善するという。
HypericはWebアプリケーション/インフラをターゲットとしたオープンソースのモニタリング/管理ソフトウェア。SpringSourceは2009年にHypericを買収している。
これまでJBoss/EJBアプリケーションだったが、最新版ではTomcat/Spring Webアプリケーションに変更した。Spring移行により既存のステートレスセッションEJBをPOJOに変換でき、ユニットテストが容易になるという。Springにより統合テストも大幅に改善、エラーが多かったEJBコンテナのブートストラップのテストが不要となる。
Springがテストで生産性を改善するのに加え、Tomcatベースとすることで起動時間も大幅に短縮でき、デバッグやコーディングでも待ち時間が減るという。また、Spring依存性注入により、コードも簡素化した。
このほか、最新版には分散データキャッシュシステム「vFabric GemFire 6.5」、メッセージシステム「RabbitMQ」、Javaランタイムサーバー「vFabric tc Server 2.1」の3つのVMware vFabricプラットフォーム向けのモニタリングも加わっている。
米SpringSource
http://www.springsource.com/
「Hyperic」ダウンロード
http://www.hyperic.com/downloads