Webブラウザやメール機能を持つ統合インターネットスイートSeaMonkey 2.5リリース、Webブラウザ機能がFirefox 8相当に

 SeaMonkeyプロジェクトは11月22日、Webブラウザやメール、HTMLエディタなどの機能を持つ統合インターネットアプリケーションスイート「SeaMonkey 2.5」をリリースした。日本語を含む24言語に対応、WindowsおよびMac OS X、Linux版が公開されている。

 SeaMonkeyはNetscape Communicatorの流れを汲むオールインワン型Webブラウザ。Mozilla Foundationの支援を受けて開発が進められている。FirefoxやThunderbirdと同様Geckoレンダリングエンジンをベースに、Webブラウザや電子メール/ニュースクライアント、HTMLエディタ、Web開発ツール、IRCチャットといった機能が搭載されている。

 SeaMonkey 2.5では、ベースとなるGeckoエンジンが11月はじめにリリースされた「Firefox 8」相当のものにアップデートされた。Firefoxと同様アドオン管理が強化され、サードパーティのアドオンはユーザーが明示的に許可しなければ無効となる。既存ユーザーは起動時に表示される管理画面で設定できる。

 そのほか、HTML5のメディア要素の強化やオーディオに関するパフォーマンスが改良された新メディアAPIサポート、クロスオリジン属性やinsertAdjacentHTMLなどを含むHTML5サポートの強化なども含まれている。

SeaMonkey 1.5のWebブラウザ画面
SeaMonkey 1.5のWebブラウザ画面

SeaMonkey Project
http://www.seamonkey-project.org/