Firefox 7の強化を盛り込んだ「SeaMonkey 2.4」がリリース

 SeaMonkey Projectは9月27日、「SeaMonkey 2.4」をリリースした。同時期に公開されたFirefox 7の改善を取り入れ、メモリ使用の効率などを特徴とする。

 SeaMonkeyはNetscape Communicatorの流れを汲むオールインワン型Webブラウザ。MozillaのGeckoエンジンをベースとし、Webブラウザおよびメール/ネットニュースクライアント、IRCチャット、HTMLエディタなどを持つ。アドオンによる拡張も可能だ。プロジェクトはMozillaの支援を受けている。

 SeaMonkey 2.4は、8月中旬に公開したバージョン2.3に続く最新の安定版となる。Firefox 7と同じMozillaプラットフォーム技術を土台とし、HTML5などの最新Web技術への対応とハードウェアアクセラレーションなどを盛り込んだ。

 メモリ使用の効率化を改善し、同期機能「Sync」ではブックマークとパスワード変更をほぼ瞬時に同期できるよう改善した。W3CのWeb Timing、CSSの「text-overflow:」属性に対する「ellipsis」値などをサポート、WindowsではHTML5 Canvasを高速化する最新レンダリング技術を加えた。

 SeaMonkey 2.4は24言語に対応、Windows、Mac OS X、Linuxなどで動作する。

SeaMonkey Project
http://www.seamonkey-project.org/

ダウンロード
http://www.seamonkey-project.org/releases/