SUSEもOpenStackに加入、OpenStackベースのクラウドインフラ「SUSE Cloud」開発へ

 米Attachmate傘下のSUSEは10月26日(ドイツ時間)、クラウドインフラソリューション「SUSE Cloud」を発表、開発者やパートナー向けに初期版を公開した。オープンソースのクラウド基盤プロジェクト「OpenStack」をベースとし、SUSEの技術を組み合わせるという。

 SUSE CloudはOpenStack開発チームが9月に公開した「OpenStack 2011.3(Diablo)」をベースとし、「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」の仮想インスタンス上で動く。「SUSE Studio」や「SUSE Manager」といった既存のツールを利用して、クラウドアプリケーションの開発や実装ができる。

 特徴はハイパーバイザーとOSの中立性。Xen、KVM、MicrosoftのHyper-VやVMwareのESXiなどのハイパーバイザーを利用できるという。

 OpenStackは米RackSpaceと米航空宇宙局(NASA)が中心となって2010年7月に立ち上げられ、先に公開されたUbuntuで正式採用されるなど、急速に支持を集めている。SUSEは10月24日にOpenStackに加入したことを発表している。

 SLES 11 SP1ベースの初期版(バージョン0.0.40)はSUSE Galleryより入手できる。正式版の公開時期については明らかにしていない。

SUSE
http://www.suse.com/

SUSE Galleryのプロジェクトページ
http://susegallery.com/a/vszMWq/suse-cloud-powered-by-openstacktm/